2025年3月11日 右の結果と左の組織診
どうしても、仕事の関係で受診の間隔が空いてしまう。それでも、午後にも乳腺外科の診察がある総合病院だったのは助かった。2週間前、MRIの結果を受けてーークリニックで見つけた左のしこりよりも、MRIで映った右の影がより怪しいとのことで、右胸の外上部を組織検査した。検査のあと、すぐに仕事に戻って動き回ったせいか、内出血がひどく、胸が異様な色に変色してしまった。そして、その結果。医師の予想と、私の不安は的中し、「浸潤がん」だった。MRIの画像を見た段階で、「きっと、がんだろうな」と覚悟はしていたけれど、実際に告げられると、やっぱり衝撃はある。「浸潤」という言葉には、重みがある。他の組織に染み出すような、広がるような……そんなイメージ。もしかしたら、すでに転移しているかもしれないという怖さもあった。幸い、がんの大きさは10mm。手術はすぐに決まった。腋窩(脇の下)には白い影がほとんどないため、転移の可能性は低いとのこと。ただし念のため、センチネルリンパ節生検は行う方針に。そして、MRI上で右側に散在していた他の白い影も、組織検査が必要とのことで、こちらもお願いした。そしてもうひとつ。こちらの方が、私には衝撃だった。もし両側乳がんということになれば、HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)の可能性も考慮し、遺伝子検査を受けたほうがいいとのことだった。HBOCとは乳がん全体の約10%は「遺伝性」であると考えられていて、その中でも「BRCA1」「BRCA2」という遺伝子に変異がある場合、乳がんや卵巣がんのリスクが高くなるとされている。女優のアンジェリーナ・ジョリーさんが、予防的に乳房と卵巣を摘出したことを公表したことで、広く知られるようになった。日本では、2020年から次の条件に該当する場合、遺伝子検査が保険適用になる。・45歳以下で乳がんを発症・60歳以下でトリプルネガティブ乳がんを発症・2個以上の原発性乳がんを発症・三親等以内に乳がん・卵巣がん・膵がんの発症者がいる・男性で乳がんを発症私の場合、家族歴はないけれど、・現在46歳(でも、がんの大きさや進行を考えると45歳にはすでに発症していた可能性あり)・両側に原発性のがんの疑いがあるこの2点で、保険適用の対象になりそうだと説明を受けた。遺伝子検査は、血液検査で行う。私は子どもはいないけれど、姪がいる。もし私がHBOCだった場合、姪のリスクも高くなる。そう思うと、検査は受けておかないと――という気持ちになった。ちなみに、義妹は「HBOC」と言っていた。私もそうだった場合、姪に申し訳ないような、気の毒な気持ちにもなる。さて、今日は左の乳頭直下のしこりについて。医師は、すぐ隣の乳腺症によるしこり(20mm大)と同じものだと思うけど、念のため検査しておきましょうと。でも、私には――形や血流の感じが違って見える。もしかしたら、医師は私が不安にならないように、あえてそう言ってくれたのかもしれない。採取は3回。1回目の麻酔が弱くて、やっぱり痛かった。毎回、最初の一回が痛いのよね……。今回は、内出血を防ぐため、医師の指示で20分ほど自分でしっかり圧迫してから帰宅。心の中では、「きっと、こっちもがんなんだろうな……」そんな気持ちがよぎっていた。