ゆっくり と
とろとろ と
形 無くして 往くもの
見ていた
ただ じっと
でも ぼんやりと
あゝ そうか、
そうだったのか、
と
引かれた線 の
向こう側 と 此方側
はっきり 境目 感じながら
得てして
感情 思考 は
曖昧 に なりがち
でも
何処か ある一線
だけは
どうあっても
交(混)じらない
其れ。
ち ゃ ん と 責 め て
愛 想 を 尽 か し て
あの頃
そんな
逃げ口上 まで
赦された 優しさ
って 何?
彩 を
塗って
消して
灯 を
点けて
消して
どれ程 の
熱 を 与えれば
綯交ぜ に 成るのでしょう
( 溶けて蕩けて更に柔く と… )