道場の板間に斜めに月光が差し込んでいる。

僅かに顔を上げ、月を見上げる。

静かな夜、一つゆっくりと深呼吸をして目を閉じる。

闇の中では、先程まで気がつかなかった外の音が感じられる。風の音、車の音、人の声。

目を閉じたまま両手で自分の耳を塞いでみる。
外界の音が煩いと感じたのではなく、他に聴いてみたい「音」があった。

外界を遮断した途端に始まるリズム。
ノイズの様な血流
原始のドラムの様な鼓動

自分の中では絶えず賑やかなリズムが流れている。

時に速く、時に緩やかに

しばらくそのリズムを聴いた後に両手を離し、ゆっくりと目を開ける。

先程より幾分月光が明るく感じられる。

正座を解き、静かに立ち上がる。

素足に感じる板間がひんやりとしている。


心臓が動いていることが生きると同意義であるならば、これは確認、生の確認。

確かに身体は今日も生きているようだ。
何か思いつくままに書いてみたいと思います。

もし自分の書いた文章で、不快な印象を与えてしまうことがあるならば

全責任は自分にあります。

言葉は難しいものだから、感じ方は人それぞれで良いのですけど…

願わくば、読んで頂いた方に
温かなものが届けられたら幸いです。

皆様の健康を祈って…