どこまで頑張るか | 月のベンチ

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両親の闘病記


ケアマネさんの定期訪問日。
日に日に介護が大変というか‥生活全般が過酷になっていくのをヘルパーさんたちに聞いているらしく、
「言おう言おうと思っていて、なかなか言い出せなかったことを言いますね」
と言われた。
「○さん(私)の中で、どういうことができなくなったら、病院に任せようと思いますか‥?」

市役所福祉課の担当をはじめ、介護訪問事業所の代表、ケアマネさんと仲のいい担当ヘルパーさん、病院在宅部の師長さんや看護師さん、私がいつ倒れるか、それを一番気にしているのだと言う。

ヘルパーさんたちは見かねてゴミだししてくれたり、猫の吐瀉物を掃除してくれたり(結構ひんぱん)、出来る範囲で手伝ってくれている。
ケア中も倒れかかったりするのを見て、心配してくれているのは知っている。

私もいつギブアップするか‥わからない。

ただ、母の在宅介護を優先するあまり、父をホスピスで窮屈でさみしい思いで死なせてしまったことに対して、私だけが楽をしていいのか‥父の犠牲のもとに続けた母の在宅介護を勝手にやめていいのか‥
父は遺言で、お母さんをほったらかしにしちゃいけないと言った。

私はがんばらないといけない。

這ってでもがんばらないといけない