「お出かけ」で・・・「怖い話」のお部屋があったので入ってみました。
私は・・・おそらく「霊感」とかいうものはないとおもうのですけれど・・・
数年前に体験した出来事を、お話してきました。
ただ・・・キー打ちが遅いために「入力ミス」続出(-"-;A
上手に伝えられなかったので・・・・せめて、「供養?」の意味を含めて
ブログに書かせていただきます。
5年ほど前に、お友達二人と、古屋敷を改築した郷土料理のお店に
お食事に行ったときのことでした。
約束の時間まで、間があったので、中庭を散歩することになり・・・・
その場所は、昔の城下町・・・お屋敷は武家屋敷跡だということでした。
中庭には、きれいな湧水があり、ほとりには、一体のお地蔵様。
お友達のYちゃんが
「ここってね、まえに来た時お店のひとに聞いたんだけど・・・・」
って、話しだしました。
昔「こうだい公」という若いご城主がいて、鷹狩りに出た際に崖から落ちて亡くなり、
婚約していたお姫様が、悲しみのあまり泉に身を投げて、後を追ったという・・・・
その湧水は、泉のあとで、「お地蔵様」はお姫様の供養のためにたてられたのだそうです。
YちゃんとMちゃんは「かわいそうだね~」と言いながら先に歩きだしましたが・・・
私は、つい亡くなったというお姫様に感情移入してしまい、
お地蔵様の前で、座って手を合わせました。
その日の夜・・・・
ふと、何かの気配を感じて目を覚ますと、
目はあいてるのに、体が動かない。声を出そうとしても声が出ない。
俗にいう「金縛り」状態だったと思うのですけれど、
そんな体験は生まれて初めてだったから、
とにかく手足を動かそうと気持ちだけジタバタしていました。
気がつくと、横たわった私の右側に・・・
髪の長い昔の着物を着た女性らしき人影。
言葉の意味はよく理解できなかったのですが・・・泣いているようでした。
不思議と・・・「怖い」というより・・・・
胸が締め付けられるような、切ないような・・・・
しばらくして、その女性らしき人影は、頭を下げて「ありがとう」と。
話す言葉は理解できなかったのに・・・・「ありがとう」って言ってるのは、
自分でも不思議なのですが・・・なぜか、理解できました。
体は動けないままでしたが、
打ちかけ風の着物の袖をさあっと、ひるがえして、
その人影が部屋を出ていくのがわかりました。
その瞬間、突然、体がふうっと楽になり・・・・
声をあげた私に驚いて目を覚ました主人が
「なんで、泣いてるんだ???」
って・・・・
自分でも、気がつかないうちに、
私は、ポロポロと涙を流して泣いていたようでした。
翌朝、主人に昨夜の出来事を話したら
「夢だろ~(^∇^)」と、能天気な返事しか帰ってきませんでしたが
お友達二人は、
「身投げしたお姫さまが、誰かに話しを聞いてほしかったのかもね。
遠い昔の事だし・・・今じゃあ、あのお地蔵様みても、誰も
気にも留めないでしょうし・・・
ほら、女性って、辛い時や悲しい時、誰かに話して癒されることってあるじゃない。
話し聞いてもらえて・・・心安らかに眠れるんじゃないかな・・・」
そう言ってくれました。
まさか、自分があんな体験するなんて、思ってもみませんでした。
「怖い話」なんて、多くは作り話かと思ってたくらいです(-"-;A
後日・・・
図書館で郷土史の本を調べてみたら、ご城主とお姫様のお話は史実でした。
「同情」?「共感」?「感情移入」?
あの日、いったい私の「何」が、お姫様を呼び寄せたのかわかりませんが・・・・
その後、私の身になにかおきたわけでもなく、
ただただ・・・
「気持ち」をわかってほしい、「何か」を伝えたい、
亡くなったお姫様は、そんな想いを伝えたかっただけなのかもしれません。
大切な大切な・・・「こうだい公」の傍で
どうか、やすらかに。。。。。
今でも、
そう、手を合わせています。
明日もいい日でありますように・・・・・・☆