在り方と終い方5



 



皆さんは
死にかけたことってありますか?



20代の前半
椎間板ヘルニアの手術をした。



なぜ、こんな若くに
椎間板ヘルニアになったかと言うと

中学生の時に、トイレで
友達の悪口を言っていた
わたし。


でもその子が
突然トイレに入ってきて、
小心者のわたしはびっくり‼️

慌てて逃げるように
体を反転させたときに
トイレの濡れた床に滑って
思いっきり尻餅をついてしまった。(恥

その時に、椎間板が
潰れたと思われる。



痛かったタラータラー



そして
悪口の代償は
めっちゃ大きかった。
 

時間をかけて
何とかまともに歩けるくらいまでには
なったものの
その後もぎっくり腰を何度か繰り返し
騙し騙し20歳位までは
過ごせたんだけど


ある時、強烈な
足と腰の痛みに襲われ病院へ

椎間板ヘルニアと診断され、
この痛みは
神経を圧迫している
ヘルニアを取り除かない限り
なくならないと言われ
泣く泣く手術することになった。




術後、夜中に嘔吐
体を急によじったせいで
大量出血。

朝になったら
ベッドが血の海になっていた。


早朝なのに
主治医が慌てて駆けつけてきて、
診察
検査

ヘモグロビンの値が5
ひどい貧血状態と言われた。




輸血しようとしても
出血がひどすぎて針を入れる
血管が見つからない 



だから

どうしても
針を入れる血管が見つからない時は
頭の毛を剃って、
そこから、輸血をしてもいいか?

主治医に尋ねられた。


多分ダメとは言わなかったと思うけど
その頃から、朦朧としてきて
いつの間にか意識を失っていた。






何時間経ったのか
気がつくと足の甲から
輸血の針が入っていた。
「あー
髪の毛剃られなかったんだ」
まだ若かったわたしは心底ほっとした。




次の日の深夜に、
主治医が病室にやってきて


手術が長引いて、
こんな遅い時間になってしまった
大丈夫か?

と聞かれた。


疲れた顔の主治医を見て



先生も大変ですね。

そう答えたわたしの顔を
まじまじ見て、
人の心配ができるくらいやから、
もう大丈夫やなと笑った。



後日動けるようになって
廊下を歩いていたら、


看護師さんが掛けよってきて、
もうこんなに良くなって、

あの時は本当に大変だったのよ。

と言われ。


自分の状態を把握することができた。






あの時足の甲から輸血の針が
入ったからよかったけど、
髪の毛を剃って消毒して…と
もっと時間がかかってたら


あのまま意識がなくなって、
ショック状態で心停止なんてこともあったかもしれない。


でも、
あの意識がなくなる時、
何の痛みも不安も感じなかったんだよね。



死ぬ時って
どれだけ苦しくて痛いのかなんて考えたら
すごく不安だったけど


本当に死ぬ時って
こんな感じなんだろうなって
妙に納得した。





これが、
わたしが死に1番近づいた。
1つ目の話。







次は
自宅でアナフィラキシーショックを起こし、
真っ裸で扇風機のコンセントを握り締めて、
意識を失ったときの話をしようと思います。


興味のある方は
また読んでくださいね。