長男が1歳を過ぎた春
近所の市民センターで育児サークルをやっていると聞き

 暖かくなってきたし長男の為にも
もっと外に出たほうがいいかなと見学の予約をした


その日私は、微熱があり気分も良くなかった

でも、長男の体調が悪いわけでもなく
自分のことで断るのは気が引けて頑張っていくことにした


サークルはとても感じが良く
母子と一緒に体操をしたり手遊びをしたり
一緒に体験させてもらい長男もとても楽しそうだった

入会するつもりで家に帰ってきて
なにげに、トイレに行ったら少しの出血


これはもしかしたら…

「一人では寂しいので
子供は2人以上は欲しいな」
一人っ子の旦那は初めからよくそう言っていた
もちろん私もそのつもりでいた

「もしかしたらふたりめかも」仕事から帰ってきた旦那にそう言って長男を預け

私は近所の産婦人科病院に出かけた

「あの病院の病室はとてもおしゃれで食事もおいしかったよ
妊娠中に通えるエアロビクス教室まであるんだから」
そこで出産したママの評判も上々だった

思えば
長男の時は流産しかけたり妊娠中毒症になったりと
いろいろなことがあって
ただただ無事に生まなければと決して楽しい妊娠生活ではなかった

もし次に妊娠することがあれば
あの病院に行こう

そして、今度こそ
妊娠生活を楽しくエンジョイするんだ! ♪と
密かに心の中で決めていた


もちろん出血も気になったけど
長男の時にあんな大量出血しても結局ちゃんと元気に生まれてきたんだから
今度もきっと大丈夫!

お目当ての産婦人科病院に向かう私は
根拠のない自信に溢れていた