結婚して私は
妻と嫁になったわけで


妻って夢があるよね
好きな人と一緒になれたわけだし

式が終わって
ポートピアホテルへ
(その時ちょっと有名だったので泊まれるだけで、ウキウキウキウキ♪)


「今日からはもう夜になってもバイバイしなくていいんだね」
なんて言葉で
お互いキュンキュンしちゃったりし♥️

でもその後、旦那は
緊張から解放されたせいか
何とか無事に式が終わってほっとしたせいか
熱を出して寝込んでしまった

せっかくのホテルなのにね…グスン💦

それでもなんとか
翌朝には回復して新婚旅行に行くことができた


小学校5年生の頃から
母に代わって夕食の支度や家事をやっていたので
主婦の仕事を始めることには何の抵抗もなかった
ハンドメイドや細かいことをちまちまやることも好きだったし

主婦業は私の性に合っていたみたい



でも、嫁って難しいよね
旦那とは付き合っていく中でいろんな話をしてこんな人なんだなとわかるけど

旦那の親に
結婚しますと報告の時に初めて会って
結婚するまでに結局何回くらい会っただろう…?

多分3回くらい
たった数会社相手の人柄なんてわからないよね
はじめのうちはお互い本性隠してるし(笑

そんな意味では旦那の両親も不安だったろうな

結婚してから同居するまで
毎週日曜日には旦那の実家に行って夕飯を食べることが当たり前だった

そんな中でカルチャーショックを受けることもたびたび


あれは
結婚してすぐの日曜日
いつものように旦那の実家に行って
「今日の晩御飯はカレーにしよか」と義母

義母の指示のもと
野菜を切って大鍋で煮る

はじめての鍋の大きさにもびっくり!
旦那の実家はとにかく食べる量が凄い!
巻き寿司50本とか
コロッケ30個とか
それを義理の両親と旦那3人で食べてたんだからほんとすごい

旦那なんかは小さい頃から
食い広げろ、食い広げろ!と
言われて育ってきたらしい


野菜が煮えたので義母に
「カレーのルーはどこですか?」と尋ねると

「冷凍室の中に入ってるから」
お義母さんはカレーのルーは冷凍室の中に入れるんや
なるほどなるほどと思いながら冷凍室を見たら
なんとルーのかけらが5個しかない

旦那に車で買いに行ってもらうしかないなぁ

そう思っている私に義母が
「4個ほど入れて」と言った

えっ!!
「4個でいいんですか?!」

「そうや」と当たり前のように言われた


そりゃ、家庭によっていろんな味付けがある

私ならこんな大鍋なんだから
カレーのルー2箱は使う
いや、2箱でも足りないかも

でも嫁たるもの逆らっちゃうだめだ
反論しちゃだめだ…と

いろんなものをグッと飲み込んで

カレーのルーを5個入れた
4個と言われたけど5個も入れてやったさ!
なりたての嫁ができる精一杯の
反抗


そして 
スープカレーとも呼べないような
しゃばしゃばのカレーが出来上がった


旦那のところに走っていき
「すごいカレーが出来上がってしまったで」と報告した

「せやねん、うちのお袋が作るカレーは超薄いねん
せやから、親父も俺もソースをドバドバかけて食べるんや
初めて外でカレー食べたときはこれが本当のカレーなんやってびっくりしでぇ」


そのカレーのまずかったこと(汗
義父も旦那も食が進まず
当然カレーは大量に残った



それ以来
お義母さんの中では
月歩さんはカレーが大嫌いと言うことがインプットされたらしく

それ以降、実家でカレーを作る事はなかった