その後、結婚できたし
子供も2人産むこともできた


先生には足を向けて寝られない
今でも心からそう思っている




仕事は順調だった
体調もさほど問題なく
同僚ともよく遊んだし
お母さんぐらいの社員の方にも
とてもかわいがってもらった



大手のスーパーと言うこともあって
長期休暇なども割と取れた

でも
仕事以外の友達とは
休みが合わないので

1人で
九州旅行に行ってみようと思い立ち


計画を立てた
3ヶ月の長期入院の時に
知り合った看護師さん
(退院後も連絡を取っていた)
その時は、地元の
九州に帰っていたので

彼女にも会いに行こう
あって、元気なところを見てもらおう!
あれこれ考え出すと楽しくて
旅行の夢は膨らんだ


でも、旅行直前になっても
仕事が忙しくなかなか
銀行に行くことができなかった

お金がないと旅行には行けない
焦った私は旅行前日に
父にお金おろしてきてもらうように
頼んだ
イヤ、頼んでしまった(馬鹿な私だ)


仕事から帰ってきて
お金は? と父に聞くと

何やら口ごもる
問い詰めると
貯金していたお金を全額引き出して
ギャンブルに使ってしまったと言った

もちろん大した金額ではない
でも母に毎月お金を渡して
残ったわずか金額を
コツコツと貯めてきたものだ…ひどい

もちろん
もうお金はないので
旅行はいけなくなった



そうだよ
この人はいつもそうなんだ
今まで何度こんな目に遭ってきたことか


卒業してすぐに
長いローンを払い続けて
やっと、手に入れた振袖
それを成人式の前に平気で
質屋に入れてしまう人

母がなんとか間に合うように
取り返してくれたけど

振袖を着て着飾っても
大切な振袖が
父の汚い手で汚されたような気がして

心は曇ったままの
最悪の成人式…


もう無理!!
この人とはもう一緒には
生活したくない
その時心からそう思った




…家を出て行こう

でもどこに住むの?

椎間板ヘルニアでブランクが
ある上
どんな仕事でも長時間労働でも大丈夫
なんて言えるほど
健康に自信があるわけでもうない

今の仕事では
一人暮らしできるほどの
お給料もないし…


どうしよう
どうしたらこの家から抜け出せるのか

必死で考え結果
そうだ結婚しよう
結婚をして家を出ればいいんだ
と言う結論にたどり着いた(笑



その当時結婚にまつわる
クリスマスケーキ伝説(?)
みたいなのがあって

女性の
24歳、25歳、26歳を
クリスマスの日になぞって

24日、25日に
飛ぶように売れていたケーキも

26日になると全く売れなくなる
なので女性は24歳、25歳までが
売り時だと言う
そんなお話
(今はそんなことないけどね)

その時の私は24歳
やばいやん!出遅れた?
結婚するならとにかく早く動き出さなきゃ



こうして、私の婚活は始まった