死と隣り合わせで生きる

内戦で亡くなる命

弱い子供たちを巻き込んでいる


守るべき弱い命を利用する非道な人間

戦争はそういう人々を作りだす



争いや破壊は

何も生まない



奪う人
守る人


奪うことは簡単で
守ることの方が困難で

それでも信じてやっていく


風に立つライオン

この言葉を聞いただけで


風に向かって
雄々しく凛として立っている姿が浮かぶ


主人公の島田航一郎を演じる
大沢たかおさん

さだまさしさんのこの曲を聴いて
映画にしたいとずっと願っていて
さださんに小説を書いてもらい

それが映画化された

大沢さんの情熱

まっすぐな力強さが画面から伝わってきた


泣ける場面があちこちにあった


生と死


今私たちの生活は

死というものから切り離されている


あっけなく消える命
それが現実味としてない世界に生きている


かつて日本も戦争をして
多くの命が奪われた

守るために落とした命
大半はこれです

一部の傲慢な征服者の身勝手で

弱者は追い詰められる


本来は弱者こそが守られなければいけないのに

戦争という狂った状況では
弱者から利用されたり攻撃されたりする

大きなうねりに翻弄されて
何も言えない人たちから犠牲になっていく


生きることを軽んじてはいけないですね


「風に立つライオン」を聴いて
医療従事者になろうと思った人が大勢いること


歌が持つ力

人の人生をも変えてしまう曲


さだまさしはすごい

あの透明な声に込められた力

エンディングでしみじみと聴きました