今、想う事。感じる事。

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気ままに不定期更新中★何を言いたいんだかわからないレビューや日々の色んな事を私なりの言霊に乗せて。

そのうち、書きます(笑)

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・今日僕は明日の君とデートする
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随分ご無沙汰をしております。

今日は久しぶりに書きたくなったので、
ここに記録しておこうと思う。


中島哲也監督の最新作「来る」
公開初日のレイトショーにて鑑賞。
もっとお客さんが入っているかと思いきや、
まぁ、前情報もほとんど流れていないし、
番宣もそれほどやっていないからか、8割程度の入り。

私、個人的には中島哲也監督のあの独特の世界観や
色使いや、演出力が好きなので、
初日を待ちわびていたと言うのもあり、お嬢(松たか子)が出るので絶対に見ようと決めていた。

内容に関して、詳しく話しても面白くないのと、
説明が難しいので、概要をまとめると、

・ホラー映画ではないけれど、ホラーに近い
・名のある役者ばかりだけど、役者よりも内容のインパクトが残る
・柴田理恵さんは、やっぱり女優だなと思った
・万人受けはしない
・デートにも向かない
・楽しくて明快な映画を観たい人には絶対に勧めない

こんな所だろうかと思う。

しかし、中島監督は人間の闇を描くのが上手いと言うか、ストレートというか、
最後の最後まで、ほとんど救いようのない内容にもかかわらず、最後に美しくまとめるので、
本当にハラハラするし、瞬きする事すら忘れてしまいそうな勢いがある。
賞レースには上がらないとは思うけど、年の瀬にまたすごい映画を見せていただきました!

もう一回見たいかというと、あと一年は見たくないかも(笑)

全然関係ないけど、見終わった後に、映画館のトイレに入った時、自分一人だと思ったら、
私の後にぴったり人が入って来ていて、全く気づかずに振り向いた時に鳥肌が立ちました(笑)
やっぱ、ホラーじゃないけど夜見るのは怖いかもね。

と言うわけで、お好きな方は是非!
2009年製作。原作、伊坂幸太郎。監督、中村義洋。主演は高良健吾、伊藤淳史、大森南朋、他。

【感想】
公開時に映画館で鑑賞したのだけれど、久しぶりに鑑賞。

この作品の原作は、伊坂幸太郎の短編集。
伊坂さんの短編集は、別々の物語を1つに繋げてしまうと言うマジックがあり、これを映像化するのは結構難しい。ただ、中村義洋監督ならば安心して見ることが出来る。何故なら、私が伊坂幸太郎にハマったキッカケの映画の監督だからなのだ。あくまで個人的な好みではあるけど。

内容はとても説明しにくい。そして、一見関係のない物語が全て1つに繋がると言う展開が好きな方にはオススメしたい。

物語のKEYとなるのはフィッシュストーリーと言う曲。これは小説を読んだ斉藤和義が曲を付けたと言う素敵なコラボ曲である。

フィッシュストーリー=嘘の話

本来ならばこの様な訳になるのだか、この物語ではフィッシュ=魚と翻訳してしまった、戦後の混乱期にハーフに間違えられた日本人の翻訳家の不幸な話が元になっている。

伊坂幸太郎&中村義洋&斉藤和義の最強タック。
個人的に大好きな作品の1つである。
2017年アメリカ製作、スティーブン・スピルバーグ監督、主演メリル・ストリープ、トム・ハンクス。

【感想】
内容は予告編程度しか分からず、ただトム・ハンクスが、というか歴史的なミステリーが好きだったので、映画の日に鑑賞。年配の方が多し。

作品を見る前は、メリル・ストリープの演じるキャサリンは、今までの彼女の持つイメージから考えて、とても勇敢な気の強い女性なのかと思っていた。

ところがキャサリンはとても上品で決断力もそれほど無く、死んだ夫から受け継いだ新聞社を必死に守る為に精一杯生きている女性だった。

一方、トム演じるベンは熱血編集者で、誰かれ構わず信念を貫く男。こちらはイメージ通り。いつもはトラブルに巻き込まれる役が多いけど(笑)今回はトラブルを引き起こす役である。

そして、そんな二人のいる新聞社のライバル社が国家機密に関わるスクープをスッパ抜くのだか、この国家機密文書なるものの内容がまた驚く。

第二次世界大戦で、日本が劣勢にも関わらず、国民は日本が優勢だと思い込まされていた。つまり政府の情報操作がされていたのは、後々分かったことではあるが、まさか同じ事が自由の国アメリカでも行われていたと言うのは非常にショッキングである。

真実を隠蔽する理由が、アメリカの誇りだったり、戦争責任の問題だったり、一部の下らない政治家のプライドの為に、多くの人々が犠牲になったとすれば、許されない事だ。

そこで、今まで頼りない存在であったキャサリンが凛として立ち上がる。それは母であり、女性である彼女だからこそ出来た決断であり、絶対に見過ごせない問題だったのだろうと思った。

キャサリンの表情の変化は本当に見事!さすがメリルである。後半に掛けての彼女の変化は本当に素晴らしい。

誰に伝えるための情報なのか、
どうして伝える必要があったのか。

人の命に関わる事は、特に難しいし、
近年の下らない問題に揚げ足をとりまくるマスコミには辟易しているが、
本来、報道マンとはこう言う事なのではないかと思った。

というわけで、興味のある方は是非!
本日はエイプリルフールですが、マツコさんの事は本当に好きです(笑)

1972年10月26日、A型、千葉県出身。

女装家と言う言葉はマツコさんがテレビで言うのを聞いたのが初めて。

最初、テレビで見た時はそれはそれは衝撃的で、なんか凄いのが出てきたぞと思っていたけど、
最近は彼女の話し方や仕草には、どこか品があるなと気づくようになり、マツコさんのネイルの色とかもいつも素敵で、真似したりする。
マツコネイルと言われており、グレージュを中心としたシックカラーで素敵なのだ。

マツコさんの素に近いんじゃないかなと思える番組は、素人さんと絡むもの。
マツコの知らない世界や夜の巷を徘徊するなどは、彼女の暖かさがとても伝わってくる。
毒を吐いても、フォローして、しかも白けさせない。そして、ちゃんと番組を盛り上げる。
頭の回転も早いし、本当に賢いし、優しい人なんじゃないかと思っている。

昔も今も、マツコさんに似てると言われる(笑)
残念ながら、180センチ140キロでは全く無いけれど(笑)話し方とか態度とかが似ているらしい。

でもね、あそこまでの域にはまだまだですよ。
私はマツコさんが好きなので、体型は別としても彼女みたいな人に憧れます。

忙しそうで、人に気を使う方なので身体が心配ですが、これからも素敵なマツコさんでいて欲しいです。
2017年WOWOWドラマ。原作・伊坂幸太郎、監督・森義隆、主演・高良健吾、城田優。

【感想】
原作は読了済。期待と不安が半々で全6回を観賞。

私は伊坂幸太郎の大ファンなので、映像化すると聞くと、いつも期待と不安が半々になる。

この物語は主人公がある組織と関わり、どこか遠くに移送されるまでの2週間の間に、
5人の恋人たちと別れを告げるために、その組織の監視役の巨女と一緒に訪ね歩くという奇妙なお話。

一体、この巨女を誰が演じるのかと言うのが最大のポイントで、原作のイメージはマツコさん(笑)
これが、城田優くんが女装すると言う事で、あんな美しい人が…と思ってたんだけど、
なかなかのハマり役。この役にさえ違和感が無ければ、すんなり見る事が出来る。


回を追う毎に、最初はぎこちなかった二人の関係が徐々に漫才コンビの様に息があい、
その掛け合いも面白くなってきた。城田くんの女装にも違和感がなくなり(笑)、高良くん演じる主人公もすっかり溶け込んでしまった。

このドラマが始まる前に、原作を読み直したんだけど、ドラマも楽しんで見る事が出来た。
もちろん、原作を知らない方には、尚楽しめると思う。

WOWOWドラマはクオリティが高い。視聴率とか関係ない所で作るから、役者のモチベーションも上がるからか、余裕を持って撮影するから丁寧に作り込まれているのか。いずれにせよ、見る価値はあると思う。

と言うわけで、興味のある方はWOWOWに入ってもらうか(笑)
7月4日からレンタル開始するそうなので、是非!
2016年製作、出演竹野内豊、江口洋介、他。

【感想】
親友と二人で作った会社を、いつのまにか一人で自分の思うがままにしてしまった主人公が、
自分が無くしてしまったモノを取り戻すために、もう一人の創業者だった親友の故郷を訪れ、彼の思いに触れて人生を見つめ直す物語。

古い映画を見ている感覚だった。演出も、ちょっとくどいかな。

役者はかなり豪華だし、舞台も物語も筋は良いと思うのだけれど、少し間延びしてしまう所が多かった。

最後にたけしさんが出て来たのは驚いたけど。
興味のある方は是非!
2016年製作、原作は古屋兎丸、主演菅田将暉。

【感想】
男子校モノと言うと、魁男塾とクロマティ高校、稲中卓球部などの漫画原作を思い出すが、
昨今はイケメン男子モノが多く、それらにはあまり興味が無かったので(笑)キャストを見てそっち系かなと思い見ていなかった作品。

純粋に面白かった!やっぱ菅田将暉くんの振り切り方はすごい!
面白く見せようと思って演出してると思うんだけど、それ以上に面白いのが不思議。
キャスティングも志尊淳くん、竹内涼真くんの役どころがコテコテなくらいイメージ通りであるにも関わらず、それを吹き飛ばすくらいの菅田くんのぶっ飛びが良い。

実はこう言う所で菅田くんの相手役をした野村くんとの演技の差が見えてしまうのも、なんとも言えない所ではあるんだけど…

やっぱ菅田将暉くんは面白い役者だなと改めて。
2016年製作、バリージェンキンス監督。

【感想】
去年のオスカー作品で一番興味があったんだけど、結局タイミングを逃してた。内容はあまり分からずに鑑賞。

見終わった後の後味が心地良い。
こう言う内容の映画としては珍しいと思う。
全てを削ぎ落とすと、ピュアなラブストーリーになるのだろうか。

生まれや育った環境、周りの大人、学校、友達。
生きていると様々なシチュエーションがあり、みんな多かれ少なかれ、戦っているのだ。
相手は他人かもしれないし、自分かもしれない。
そして、自分が何者かも、ちゃんと理解する事すら難しい。それは未だにだけど。

その時、その時に精一杯生き、そしてふと思い出す宝物の様な思い出の時間。
感じ方は人それぞれだけれど、すごく暖かい月夜の夜の様なストーリーだと思う。

興味のある方は是非!



2016年。山田尚子監督による長編アニメーション映画。原作、大今良時による漫画『聲の形』。

【感想】
全く前知識なしに見た。
こんなにも深い物語だったとは…

アニメーションは色んな意味で描ける幅が無限にあるので、
ここまでてんこ盛りの内容でも、すんなり受け入れられるのかもしれない。

イジメる方も、イジメられる方も、
両方の闇を描き、言いにくい事もちゃんと伝え、すごいなぁ。

良い作品なので、たくさんの人、特に学生さんに見てほしい。

主人公の石田くんがとても良い。
2016年製作。監督・脚本中野量太、主演は宮沢りえ、杉咲花、オダギリジョー。

【感想】
持ち前の明るさと強さで娘を育てている双葉が、突然の余命宣告を受け、4つの「絶対にやっておくべきこと」を実行していく物語。

舞台は下町の潰れかけた銭湯。
宮沢りえさんも、すっかりこう言う母ちゃん役が板に着く役者さんになったのだなと思う。

自分の余命を知って、バラバラになった家族と潰れかけた銭湯を再生していくお母ちゃんの強さ。
限られた時間を人のために使う愛の深さ。

予想外の展開が目白押しの中、独特の世界観で家族の再生を描く至極の作品。
これは見る価値があると思う。ラストシーンは圧倒的な美しさがあり。