今回からは麻雀が強くなるために重要な要素のひとつ、鳴きについて何回かに分けて書いていきたいと思います。
鳴きの強さ、重要さについては今更僕なんかが言わなくてもみなさんわかってることでしょう。
ではまずは鳴きの基本についてから。
その① 急所から鳴く
例えば
12357m334s66p中中北
なら一番強い部分であるソーズは残し、一番弱い部分であるカン6mや中を鳴く。
イーシャンテンの形が
123m334s66p中中 567チー と
12357m66p中中北 333ポン では
テンパイのしやすさ、最終形の強さに差がでてしまいます。
好きなおかず(強いターツ)を最後に残すタイプの人の方が麻雀では得をします。
その② 役が確定する牌は鳴く
そこを鳴けば役が確定する牌姿の時。
135m1235s123889p
なら2mをチーすれば三色確定。
どうしても打点が必要な状況でもない限り即鳴きです。
役が確定している、というのは大きな利点です。
イーハン縛りさえクリアしてしまえば、後は他の部分がどんな形でも和了れるので、柔軟に受けることができるようになりかなり楽になります。
その③ ポン材を残す
理由は単純明快、上家からしかできないチーより、どこからでても鳴けるポンの方が便利だから。
468m34566s34p 中中中ポン
に4mをツモってきた場合、8mを切って4mと6sのポンテンを取れるようにします。
こんなところでしょうか。
とりあえず鳴きの基本はここまでにしておいて、次のテーマ。
鳴ける手と面前手との違いについて、麻雀の永遠(?)のテーマである「アタマ優先かメンツ優先か」を交えながら書いていきます。
面前の場合、
1233m34578s45789p
の独立したリャンメン2つのイーシャンテンなら12mを切ってアタマ優先で良形確定にし
1233m34456s45789p
1233m34567s45789p
のような連続形や3メンチャンがある場合は3mを切ってメンツを優先するのがベターでしょう。
では鳴ける手の場合。
1233m34578s45p 中中中ポン
面前手との違いはチーできることです。
チーできる分、リャンメンの威力が面前の時より上がります。
手牌に78sとある時、自分で78sを一枚ずつ使っている分、78sを重ねるより、69sを引いて先にメンツが出来る確率の方が若干高いですよね。
それに加えてチーもできるので、69sの方が先に来る確率は更に高まります。
なので、この場合は12を切ってアタマ優先。
1233m34456s45p 中中中ポン
の様な連続形がある場合は面前の時と同じく3m切りでメンツ優先。
47s、36pチーとソーズピンズの重なりとでかなり手広いです。
1233m34567s45p 中中中ポン
3メンチャンがある時、面前の場合はメンツ優先でしたが、鳴ける手の場合はアタマ優先が若干優位…だと思います。
チーできるので3メンチャンとリャンメンの強さを最大限に活かしてやることができます。
とりあえず今回はここまで。
文字ばっかりで記事に華がないので、最後に画像を貼って終わりたいと思います。

次回からは鳴きの応用編について書いていこうと思っています。
