御文4帖目15通 あわれあわれ、存命のうちに、 みなみな信心決定あれかしと、朝夕思いはんべり。 まことに「宿善まかせ」とはいいながら、 述懐の心しばらくも、やむことなし。 あいかまえて、この報恩講のうちに、信心決定ありて、 「往生極楽の本意」をとげたまうべきものなり。 あなかしこ、あなかしこ(明応7年11月21日)