あわれあわれ、存命のうちに、

みなみな信心決定あれかしと、朝夕思いはんべり。


まことに「宿善まかせ」とはいいながら、

述懐の心しばらくも、やむことなし。


あいかまえて、この報恩講のうちに、信心決定ありて、
往生極楽の本意」をとげたまうべきものなり。


あなかしこ、あなかしこ(明応7年11月21日)



南本願寺報恩講-gara