■「私と同年配の人は、今時分、
『寒くなって嫌ですね』というのです。
私は反対に冬を待っているのです。
全く話が合いません」
…こう語るのは、
七十二歳から乗馬を始めた人である。
おじいさんではない。
おばあさんである。
乗馬の動機は、ご主人から
「近所に乗馬クラブができた。行ってみたら…」
と言われ、「はい」と
その場で返事をしてしまったから、という。
このおばあさんはスキーも得意。
冬ごとに行く。しかも単独行。
昨年は北海道まで行ったという。
やはり、「人生を枠にはめない」ことが、
若さを保つ秘訣なのである。
「ことばのご馳走」 金平 敬之助著
■七十過ぎのおばあさんの
チャレンジ精神には頭が下がる。
乗馬もスキーも得意だった僕には
ちょっと刺激的なおばあさん…!
冬は寒いからをついついインドア、
外へ出たくないという消極的な気持ちが、
自分自身に枠をはめてしまったのかもしれない。
このすごいおばあさんの話を読んで、
もう一度乗馬やスキーをトライしたい気持ちになった。
若い頃、雪が降ると一人でも
スキーの道具を担いで電車に乗って
リフト一日券をフルに活用し、
狂ったように滑っていた頃が懐かしい。
そして乗馬クラブではいつも馴染みの馬で
軽快に駆け足した乗り心地は忘れられない。
七十過ぎた体育系のおばあさんには
完璧に完敗宣言である!
早起き鳥
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■有名な喜劇俳優だった藤山寛美さんは、
テレビコマーシャルに出ないことで有名だった。
出演拒否の理由が素晴らしい。
「使うてもおらん品物を『よろしおまっせ』と、
他人様にようお勧めしませんね」
ということだった。
何でも出たがるタレントが多い。
そんななかにあって、
出演拒否の理由に頭が下がった。
「ことばのご馳走」 金平 敬之助著
■部下の書いてくれた挨拶原稿を朗読する挨拶
まったくあじけのない挨拶である。
その挨拶を聞く人々の心には
何も感じるものはないだろう。
でも現場に精通し、現状をつぶさに観察し
状況判断のできる幹部なら、
部下に挨拶原稿を書かすまでもなく、
頭の中に挨拶文がすでにできあがっている。
そして自分の言葉で聞く人に対して
心からの励ましを挨拶での述べるであろう。
寛美さんがCMを断る理由はよく分かる。
もし寛美さんが日常的に使っている物で
便利だと感じている製品のコマーシャルだったら
喜んで出演したに違いない。
先頭に立つ人とは他人様を励ましたり、喜ばせたり
そんなこだわりを持つ人なんだと思う。
早起き鳥
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■こんな人生の教訓を読んだことがある。
…心の器に「できない」
と言う水がたまっているとしたら、
そこへ「私はできる」
という小石をポンポン投げ入れなさい。
やがて「できない」という水は流れ出て、
あなたの心は「私はできる」
という小石でみたされるでしょう。
オバマ米国大統領も、自分と国民の心の中に
Yes, We CAN.
という小石をポンポン入れて選挙に勝ったのだろう。
「ことばのご馳走」 金平 敬之助著
■暗い気持ちの心の中に、
明るい気持ちの石ころを一つ投げ入れる。
明るい気持ちの波紋が広がっていく…!
そして、その明るい気持ちの水面は実に美しい。
次にまた明るい気持ちの石ころを投げ入れると、
さらに明るい気持ちの波紋が広がって、
最初の波紋と絡み合って、めらめらと水面が騒ぎ立つ。
そして次から次へと明るい気持ちの石ころを投げ入れる。
しばらく経って、何もせずに放置していると、
水面は静かな落ち着きを見せ、鏡のような水面となる。
そこは暗い気持ちの水面ではなく
幸せな気持ちの実に美しい水面に変わってしまった。
最初に投げた明るい
気持ちの波紋が今だに心に残っている。
そんな石ころになりたいものだ。
早起き鳥
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