なすくん先生が、ある日突然私に聞きました。

「竹の葉っぱの生え方って、何か体の一部の形に似ていませんか?」

え~!かおそんなこと考えて、竹の葉を見たことがないので、私なりに頑張って答えました。

「う~ん。。。髪の毛!」⇒我ながら解答の安直さにがっかりしました。ガーンふぅ~。

「ではなくて、肺のかたちに似ていませんか?」そう言われてみると、なんとなく似ているような・・・。



「古代中国の老中医の発明した生薬は、このように形を見て、竹の葉は肺の病気に効くのではいかと、想像して処方を始めたんだよ。」

え~!叫びそんな非論理的な発想から、生薬を試してみたの~?信じられない!カゼ



でも、なすくん先生曰く、中医学の基本理論はこのような発想がほとんどだそうです。でもその理論に基づいて、約4千年・・・(西洋医学風にいうと)臨床してきた結果、「竹の葉は、肺の熱を取る作用がある」と判断したわけで、そうなると、これはもう想像ではなく立派な薬になるわけです。ドキドキ

西洋医学の臨床年数が約200年位だとすると、中医学の臨床年数は4千年もあるんですよね。それを考えると、効いてあたりまえのような気がしてきます。



現在、日本でも漢方の薬剤名として、出ている約1000種類の漢方薬剤は、すでに生薬が定量で処方されているもの(例:葛根湯・十全大補湯…等)が使われているようですが、これのレシピ(処方箋)も、中医学で何千年と伝統的に受け継がれてきた、その代表格のレシピ(処方)です。

また、中国では、このパッケージ化された処方箋に患者の様々な環境・状態に合わせたアレンジをプラスして、処方しています。だから患者に対してベストな処方ができ、その結果、効く生薬が生まれてくるのだと思います。



長い歴史カメがあって、その中で人間の生命力を信じて出来ていった「中国医学」理論・・・それは、ゆっくりと流れる時間の中で、天地(自然霧)と共存して生きていく人間にぴったりと合っている、“薬”なのかもしれませんチョキ





今日は土曜日・上海はいつものように雨(豪雨)雨です。

上海の6月は、さすが亜熱帯性気候だけあって、豪雨ととてつもない暑さの晴れを繰り返します。患者さんにとっても、つらい時期への突入となるわけです。


今日は、中国の処方漢方薬の進化について書いてみようと思います。

漢方薬は、数種類の生薬をグツグツ熱いお湯で煎じて飲む・・・という印象が強いと思いますが、漢方にも錠剤(日本でも売られていますよね)もあれば、貼り薬もあります。しかし、中医診断後に処方する漢方薬はこの煎じて飲むタイプが多く、今まで臭いの強烈さや面倒くささが先にたってしまい、なかなか飲むにはハードルが高いものでした。ガーン


そこで考えたのが、すでに煎じられた生薬(漢方薬)を1日分に分け、液体パック上にして加熱して飲む・・・といったような、簡単バージョン漢方薬です。中国でも2年前くらいまでこのタイプの処方漢方薬が主流でした。このタイプは便利ですが、難点は重いことしょぼん。1パック200mlだとしても、1週間分だと結構重くなるのです。


で、今、なすくん先生が使っているのが、最新式!!の顆粒粉末状の漢方薬で、各生薬に区分けされている(添付の写真のもの)タイプのものですドキドキ。これは、1日に処方されている生薬(数十袋)をすべてコップの中に入れ、お湯200mlで溶いて飲むといった漢方薬で、このタイプの便利なところは、①1日に処方されている生薬名がはっきりとわかること ②もし、服用途中で強い反応があった場合は、医師の指示のもと、原因となる生薬のみを抜いたり減量したりできること ③なんせ持ち運びが軽くて便利なことチョキ・・・です。


なすくん先生曰く、同じ病気でも漢方処方は、処方するグラム数など患者さん一人ひとりによって違うし、また、症状の改善状況だけでなく、天候・患者の周りの環境・患者の気分や体調変化等によっても処方が変わってくるので、ほぼ数週間単位で処方していくのが基本。とのこと。さらに、上記のタイプは日々処方改善ができるので、より症状にあわせた処方ができると喜んでいますニコニコ 


こういった処方の仕方の話を聞くと、漢方薬は西洋薬より即効性はないですが、その反面、極めて患者に寄り添った処方で治療していくからこそ、徐々に症状の改善ができ、最終的には、体質改善もできるのではないかと実感してしまいます合格

大げさにいえば、中医診断で処方の漢方薬は「患者さん一人だけの唯一の薬ドキドキ」なのですよね。しかも、生薬はすべて自然のもの・・・こんなにエコで無駄のない薬って、他にないような気がしますグッド!



BODY&SOUlL ソフィー中国医学への旅!-顆粒状漢方薬