両脇に大人が手を差し入れて、ひょいと抱き上げることはしないように
気をつけましょう。
自分で移動することができない赤ちゃんを動かす時に
大人は、悪気なしに赤ちゃんの両脇に手を差し入れて抱き上げることを
ついやってしまいます。
「えっ? それが悪いことなの?」と言われてしまいそうですが、
赤ちゃんは、抱き上げられるたびに、身を縮める癖をつけてしまうのです。
赤ちゃんを起こす時は、両肘をもって引き起こすことを習慣づけましょう。
赤ちゃんの背筋力がつくだけでなく
赤ちゃんが移動のために自分の身体が動かされることを自覚して
不意打ちのような抱き上げられ方をして身を縮ませる悪い習慣をつけずにすむのです。
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両肘をすっぽり持って、(写真1)
顔を正面にむけながら、両肘をゆさゆさしながら、引き起こします(写真2)
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引き起こしするときは、お顔を見つめたままでいると
赤ちゃんの目の焦点があったまま、上半身の移動をすることになるので
赤ちゃんは、無意識におめめの体操をすることになります。(写真3)
上半身を90度までおこしてきたら、今度はゆっくり時間をかけて
あおむけに寝かしつけます(写真4)肘はすっぽりにぎってゆさゆさしています。
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肘のひきおこしを、早いスピードでおこなった場合は
写真5で引き起こしした勢いがついて、上半身が90度になったとき
首がグランと前倒しになってしまいそうなことがあります。
首が据わるかしわらないかの時期に、無理をすると首に負荷がかかりますので、
その予防のために、
身体をおこしてきたら、両手は「前ならえ」するようにそろえて
両手の幅を狭めて引き起こしします。(写真6)
すると、身体を90度おこしたときも、首が前倒しにならないように
自力で首をとどめるようにコントロールする力を赤ちゃんが発揮します。
背筋力がつき、背すじや首筋がしっかりすることは
赤ちゃん自身が、意欲をはっきりもち、自発性がむくむくあらわれてきます。
この時期以降は
赤ちゃんを移動させるときに、両脇に手を差し入れて起こす必要がなくなりますから、
上の写真のように、両肘もって引き起こし、または寝かしつけ(写真4)できるように
習慣づけてみてください。
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