今日は囲碁の日 | 奇言雑言

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囲碁、できる?

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囲碁で遊んだことがありますでしょうか。
 
一番簡単な遊び方「五目ならべ」は
先に石を5つ並べたほうが勝ち。と言う遊びです。
 
通常の囲碁の遊び方とは違うけれど
これもやってみるとなかなか難しいのです。
 
通常の囲碁は、いわゆる「陣取り」です。
 
自分の陣地を石を並べて囲って
より広い陣地を囲ったほうが勝ち。
 
というもの。
 
詳しい遊び方は
やさしい囲碁入門講座 https://yasashiigo.com/
などでご確認ください。
 
単純だけど、奥が深いボードゲームです。
 
さて。
 
先日、石の話をしましたが。
囲碁は、まさに、石を使って遊ぶ。そういうゲームです。
囲碁に使う石は「碁石」といいますが。
 
この碁石は、何石?
 
真っ黒な石と真っ白な石で作られているのかな?
そんな石は、なんていう石?
 
などと思ったわけです。
 
TUGUさん。
実は、白い碁石の正体は知っています。
 
白い碁石は、石から作られたものではなくて、
ハマグリから作られています。
 
数年前に、宮崎に旅行したとき
たまたま立ち寄った景勝地「お倉ヶ浜」には
日向の国の伝説としてこんな話が伝わっている。
 
お倉ヶ浜の隣には、お金ヶ浜と言う浜がある。
この二つの浜は、地続きであるのだがなぜか、名前が2つあって
分けられている。
 
お倉ヶ浜は、砂浜が長く延びた静かな浜で。
お金ヶ浜は、岩が露出し、波が荒く現在はサーフィンで人気の場所だ。
 
地続きなのに、どうしてこんなに違うのかというと。
 
昔、この浜でハマグリを採って生活をしている
お倉さんとお金さんという、2人の女性がいた。
 
そこへ、あるとき一人の旅の僧が現れて
「そのハマグリを、分けて欲しい」と頼む。
 
お金さんは、その頼みを断り。
 
お倉さんは、僧にハマグリを分けた。
 
立ち去る際に僧は、なにやら呪文を唱えて
こういった、
 
「これから後、向こうの浜は石ばかりとなり、ハマグリはみんなこちらの浜に寄ってくるであろう」
 
お倉さんがハマグリを採っていた方の浜には
そうしてたくさんのハマグリが取れるようになり。
 
逆に、お金さんがハマグリを採っていた浜は
石ばかりがゴロゴロと取れるようになり。
 
この2つの浜はいつしか
お倉が浜・お金ヶ浜と呼ばれて区別されるようになった。
 
そして、ここで取れるハマグリは
碁石の原材料として大変によいものであり。
日向はその後、碁石を製造する一大拠点として発展していきます。
 
ハマグリが採れなくなってしまって、原材料を海外に頼るようになっても。
日向の碁石加工技術は日本唯一のものであり。
日向ハマグリで作られた碁石は最高級品であるそうです。
 
そんなわけで。
白い碁石は、蛤の殻を加工して出来ているわけです。
では黒い碁石は?
 
これは、三重県熊野市神川町周辺で採れる石
「那智黒石」って言う石が使われています。
 
ナチグロ って言えばもう、その業界では有名な石ですよ。
黒色で硬質の粘板岩(ねんばんがん)
粘板岩は、泥などの堆積物が時間をかけて石になった堆積岩って言う石の仲間。
石になっていく過程で、熱や圧力が加えられて
硬くなった石。
 
で、ナチグロは、その中でも黒くてかっこいいのだ。
 
碁石のほかに、習字のときに使う硯にも使われる。
どんな石かはなんとなくわかるかな。
 
ただ、これも高級品だから。
とても庶民には手が出ないものなのだよ、、、。
 
碁石もお遊びでやる囲碁に使われるものは
プラスチックで出来ていたり硬化ガラスで出来ていたり
マグネットタイプのもあったりする。
 
本物の日向ハマグリとナチグロの碁石は
手触りがぜんぜん違うから!
これを、、、、遊ぶために作るって、なんと贅沢、、、。
 
でも、きっとそういうのが
生きるために必要な余裕って奴なんだろう。
 
碁石を見たら、ちょっと思い出してみてねw
 
じゃあまた
(。´・∀・)ノ゙ バィバィ~