パーシージャクソンとオリンポスの神々<魔の海> | 奇言雑言

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TUGUの脳内再生中のあれやこれや。

シリーズ2作目がついに公開されまして、、、、、

いやはや、、、、このシリーズ。
ハリポタが終わってしまった今、期待度ワクワク な作品でして
今回もかなり公開を楽しみに待っていたんですが

前作同様。
テンポ良くサクサクと進むストーリーに
次々現れる神話の世界に
このお話の要となってくる
ギリシャ神話の神々と人間とのハーフ
デミゴットの少年少女達が、自身の運命やその桁外れな力を使いこなすのに思い悩みつつも
オリンポスと人間世界の滅亡を阻止する!って言う展開です。

ギリシャ神話の神々の中で最も力のある神 ゼウス
ゼウスのお兄さん 海の神様 ポセイドン
そして、冥界の神様で ハデス

この3人の神様は兄弟で。
父親は、クロノスという先代の神々の王だった人です。

クロノスは、、、、、、
自分の子供が自分をいつか殺しに来ることを恐れて
産まれて来る神様達(つまり、自分の子供)を食べていました。

クロノスの子供である
ゼウス・ポセイドン・ハデスはクロノスの元から逃げ生き延び。
3人で協力して父であるクロノスを倒し
封印します。

で、この世界を 天と海と地下の3つの世界に分けて
それぞれを守っている訳ですねー。

ちなみに。
全知全能の神ゼウスは末っ子なの。
ハデスが長男でポセイドンは次男なんだって。

ポセイドンの息子であるパーシーが主役で
お話も彼がストーリーテラーを兼ねて進みます、、、、。

神々の力を受け継ぐ。って言うのは
ハリポタとかだと「魔法の力」を使えるようになった、って言う
そういう感じ。

いや、、、なんか魔法とかよりもなんだかずっと、厄介な感じ。

いきなり、「お前は神様の子供です」とか
「今日から魔法が使えるようになったよ」とか
言われても、困るやん、、、。

途方も無い力を手にして戸惑う少年少女、、、、。
の中には
「この力を使って、、、、、世界制服!(ヒャッハー!!)」って言うのも居る訳だ。

この作品にも、当然いる。
通信の神様 ヘルメスのハーフゴット ルーク君です。

彼は、、、、

親からの愛情だったり、関心だったりが満足に得られない人生を送ってきたようで
「親(特に父親であるヘルメスから)認めてもらいたい」
っていう意識がものすごく強いキャラクターのようです、、、、。

前作では

ゼウスの持っている最強武器 「稲妻」を盗み出して
オリンポスは騒然。

っていう感じだったんですが

今作では

封印されたクロノスを目覚めさせようとします。
クロノスが復活すると、オリンポスは滅亡ですし
人間界にもその影響でやっぱ、滅亡します、、、、。

何を考えているんだ、、、、ルーク君、、、。

もうなんか、
自分のことを認めてくれない世界なんか
全部ぶっ壊れてしまえ!!!!!!!

って感じなんですかね、、、、。
駄々っ子だよねー。

お父さんである神との関係性で
悩んでいるのは、パーシーも一緒なんだけど
今回は、なんと、
ポセイドンが人間とではなくてニンフとの間に創った子供が出てきます。
パーシーを「兄さん!」と呼ぶその兄弟は、、、、
サイクロプス(一つ目の巨人)のタイタン君 ですた(^^;)

どっしぇー!何その展開~wwwww
そりゃ、悩むわー、、、、。
ただ出さえ「ポセイドンが親父」ってのでかなり悩みどころなのに兄弟に
サイクロプスだよ、、、。
でもね、モンスターとして有名なサイクロプスなのに
このタイタン君、凄く善人!!!いい人!凄くいい人!!!

パーシーも「俺、人間なのにどうしよう。オリンポスを救えとか言われてるし、そんな力ないし(あるんだけど、信じ切れてない)俺がしくじったら、世界滅亡!?」とかなりいろいろ背負って悩んでいたんですが。
弟タイタンのいい感じに ヌケサクっぷり 
純粋に父親ポセイドンを尊敬しているところ
(ポセイドンの息子であるコトを凄く誇りにしてる)
そして、人間のパーシーを兄として慕う気持ち が
パーシーの考え方や生き方に影響を与えていくのが(良い方に)観ていて
「兄弟っていいよなぁ~」って感じでした。

自分を正しく理解してくれる存在が身近にいることに気がつくとか
ソレを受け入れる、というのは
時として恐怖ですらあるんだけど
必要だよね。うん。

ルークにもいつかそういう時が来て欲しいなぁ。
お父さんのヘルメスは
「世の中をそんなに恨まないで欲しい。」って言ってるんだよね、、、。
この思いがルークに届く日は来るのかな。
ルーク的には、
「うるさい!だったらちゃんと俺に直接言え!!!」って
感じなんですが、、、、。
通信の神様ヘルメスも、息子との意思伝達に四苦八苦してて
親子関係に悩んでいるのか。と思うとほほえましいですね。

今後も期待大!