ソボク(パクボゴム)の生まれ育った場所は
方舟の研究所
事前に写真では見かけていましたが
映画館のスクリーンで観ると
想像より小さな空間のように感じました
スクリーンに映し出される海
鳥が飛び、木や草が生え
そこで生まれ育ったソボク
その中で毎日
検査をして、抑制剤を打って
食事をして(と言っても種の摂取)
本を読んで
スクリーンの海を見ながら
考えていました
毎日、毎日、毎日…自分の運命について
1日24時間をここで起きて過ごします
その空間にあるソボクの為の
小さな図書館は
ドラマ青春の記録で登場した
ピョルマダン図書館のような
きれいな雰囲気でした
本だけが、外の世界を想像できて
外の人間の存在を
感じられるものだったかもしれません
方舟の中で
唯一、心を開いていたのはオンマだけで
時々、抑えきれない想いを
オンマにぶつけたりすることも
ハクソン博士が
ソボクの特殊な能力を ギホンに見せようとして
始めるように指示します
もういい、と言われても
やめずに続け、少し反抗してみせたソボク
その時の
ソボクの気持ちがよく分かります
風が勢いを増し
ガラスにぶつかって
一羽の白い鳥が死んでしまったみたい
手のひらで死んでいく姿を見て
何かを確認しているようでした
船に作られた研究所 SI MARIA号
ソイングループのSI
ノアの方舟を意識して作られているだけあって
マリア号 なるほど!ですね
マリアはイエスキリストの母ですから
ノアの方舟がモチーフだと知らずにいた頃の
去年のブログ→ COLL SHEET3
ソボクをノアに置き換えましたが
ソボクを例えるなら
ノアではなく、神でした
そのソボクの生まれた家 MARIA号です
映画ではカットされたメーキング映像から
余談ですが
本編ではカットされたシーンが
とてもたくさんありましたね
カットされたシーンも全部見たかった
の発売懇願
行く宛のないソボクが
最後に研究所に帰ると言いました
生まれ育ったオンマのいる僕の家に
でもソボクを迎え入れるそこは
木も切られ、鳥もいない
きれいに光っていた本棚も
…もう必要ないのですね
オンマはすでに死んでいて
ソボクは自ら方舟を破壊して行きます
ギホンを除いて
方舟の中にいた人間もみんな殺します
ギホンが痛め付けられ、オンマもいない方舟は
ソボクにとって
怒り以外の何の意味もない場所になりました
船の扉を開け
ギホンの逃げ道だけを残して
自分は船を破り
最後の戦いに向かいます
ノアの方舟の話では
神は、船に乗ったノア達を除く
他の全ての生物を皆殺しにしたんです
残酷なようだけど、それが神の権力
ソボクの戦いの最後、そこに広がる風景は
まるで地獄絵図みたいでしたね
この辺りも出来たらまた別に改めて…
の希望
ギホンに逃げろと言われ
知ってるでしょう、僕は行く所がありません
行く所がないって言うのは
会いにいく人がいないってことでも
ありますね
ギホンと出会うまで
オンマしかいなかったソボクは
オンマが死んで、ギホンと離れたら
会いに行く人は、誰もいないのです
ソボク…人はこの世では
ひとりでは生きられない無力なもの…って
聞いたことある?
ソボクの あのきれいな本棚に
そんな本が並んでいたかしら…