8時ごろ、

ガート(沐浴場)で、湖を

眺めていると、

へんなインド人が近づいてきた。

千鳥足で、いかにもかっつりきている

感じだ。



以下は彼との会話だ。





インド人  お前日本人か?

オレ    そうだよ

インド人  おまえはインドに来ているんだから、

      ヒンドィーをしゃべれるんだろ。

オレ    いや。難しいからね。

インド人  なんでしゃべれないんだ、俺が日本へいったら

      日本語でしゃべるぞ。

オレ    そうかい。

インド人  日本はテクノロジーが進んでいる国だろ。

      時計、車、モーターバイク。。。

      お前日本で何を作ってるんだ?

オレ    なにも作ってないよ。

インド人  なに!!じゃあ、おまえはUSAか。

オレ    いや、日本人だ。

インド人  ところで、ブルース・リーは、

      どうしてあんなに強いんだ。

オレ    彼は中国人だから、よく知らないよ。



そして、彼は何事もなかったように、離れていった。





ホーリー近し。

だな。

今日の朝、プシュカルに来ました。

ここは、聖地らしいです。

確か、ここの神様はインドでも

珍しく、

ブラフマー

だったような、記憶があります。

ブラフマーは、ヒンドゥー神で

最高神です。



ところで、寒いです。

まだ、ラジャスタン州のはずなのに、

なんて寒さなんでしょう。

もう、自分の中では、

冬はお終わったのかと、思っていたけど、

まだ、残っていました。



南インドで泳いでいたのが、

ついこの間なのに、

ずいぶん懐かしい。



今日は、優秀なる我がキャメル隊を、

紹介しよう。



まずはリーダー カリー

サブリーダー チャパティ

紅一点 リリー

暴れん坊 カル



以上が、今回のメンバーだ。

もちろんラクダである。



それにしても、なんて安易な

ネーミングだ。

関西料理海のドン、

神田川敏郎先生に

「ちょっと工夫でコノうまさ」

って言われてしまう。



ちなみに人は、

キャメルドライバーのインド人。

マンチェスター生まれ、マンチェスター育ちの

イギリス人女性、オーブンダ。

カナダの西海岸の聞いたこともない街から来た、

カナダ人女性、レニア。

そして、自分だ。



2泊3日、ただラクダに乗り、砂漠で毛布を引いて寝る。

という、単純で、

これまた、工夫がない。

しかし、こっちの工夫のなさは、

大変良い。

余計なことはしてほしくないのだ。



見渡す限り砂漠が広がり、風の音と、

ラクダが、歩いている音しか聞こえない。

ラクダは、

「砂漠の舟」

と呼ばれている。

では、砂漠は海なのか。

波の音のしない海。

静か過ぎる。



ところで、砂漠って言うのは、

雨が少ないから、砂漠になるのだと思う。

しかしふた晩とも、夜雨が降りました。

雨の中で、砂まみれになって、

寝ました。

そして、さそりもいました。



キャメルドライバーは、

「君たちは実にツイている。

 砂漠で雨に遭い、そして

 さそりも見れるなんて」



と、テンション高く誤魔化していましたが、

別に、これはこれでいいじゃん。

と、思ってしまう自分に、

すこし、悲しくなりました。