受験勉強あれこれ

受験勉強あれこれ

塾の先生による受験勉強を楽しむための小話

2009年からリニューアル・オープンしました!


算数や社会など、中学入試を中心に

受験勉強が楽しくなるようなコラムを少しずつ書きためていきたいと思います。


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前回,数Ⅰの基礎が大事だと書きました。


http://ameblo.jp/tuboooo/entry-10463578291.html


その,具体的な内容を書きたいと思います。



現在の高校生は「中学までの内容3割削減」の余波を受け,

高等学校での学習量がとても多い指導要領にそって授業を受けています。


昔であれば,中学で習った,不等式や二次方程式の解の公式などが

高校1年生の内容ですので,勢い,高校の数学の授業は,

内容の本質的な理解よりも,ともかく単元を消化することに忙しくなっています。



そのため,意味も分からず,


「不等式では,マイナスの数をかけると符号が変わる」

「b~2-4acで方程式の解があるか否か分かる」


と丸暗記してしまっています。



このことが,つまり,



「意味を理解せずに丸暗記してしまっていること」



が,後の勉強で躓く,最大の理由です。



これからの記事は,このような丸暗記を排して,

高校生が理解できるように,本質について書きたいと思いますが,


大事なのは,「理解すること」と「実際にやってみること」のバランスです。



理解に欠けた問題演習は機械的な作業ですが,問題演習を欠いては,

本当の理解には到達しません。



是非,バランスよく,学習を進めてほしいものです。

具体的に,「文系数学」と呼ばれる範疇は,


高等学校の 「数学Ⅰ・数学Ⅱ・数学A・数学B」という,4科目が試験範囲です。


数学AとBは,選択科目のような位置づけですので,

Aならば場合の数・確率と図形,Bなら数列とベクトルが試験範囲という学校が大半でしょう。



ここで,勉強法と絡めて言えば,

AとBも重要なのですが,まず,骨組みになるのは,数学Ⅰ・Ⅱです。


数学ⅠとⅡ(ついでに言えば,Ⅲ)は,Ⅰの基礎の上に,Ⅱという配列(さらにⅡの上にⅢ)

となっています。


そのため,


数学Ⅰの内容が定着していないと,Ⅱの学習は覚束ない


という構造になっています。


ですから,今からはじめる受験生は,まず,数学Ⅰの基礎を徹底的に叩き込みましょう。

どんな専門家も同じことを言いますが,なんと言っても,



勉強は基本が大事


です。



これは数学のような「積み上げ型の科目」においては,とりわけ,

強調されるべき事実です。




それでは,具体的に,「基本」とは何か。



私立文系の大学入試に即して,論じたいと思います。