早いもので、手術してから２か月が経ちました。

桜が満開を迎える時期に退院したんでした。

ベランダの真前にある街路樹も

先週はぽやぽやと生えていたのが

長い雨のおかげかぐんぐん伸びています。

葉桜も最早若葉ではなく。

青々と繁ってそろそろ毛虫が心配です。

さて、入院総括ですが

今までは何を書いたっけかな。

読み返す程のことは書いてないですね、多分。

思い起こせば去年の7月に病気が発覚

あれよあれよと言う間に2回検査入院しました。

これは８月の事でした。

そのままの勢いで手術をしてしまえば

多分、９月か10月には色々片付いた事だったかもしれません。

2回目の入院の後、導尿の後遺症で血尿が出て

膀胱炎になってしまったり

泌尿器科での手術説明に時間がかかったりして

手術をする気力を一旦失いました。

手術しないことも考えましたが

家族に盛大に反対され

神経性胃炎になるほど色々考えた挙句

転院することを決意して

そこからまた色々時間がかかり

結局、3月に手術を受ける事が決まりました。

1度目の検査入院は

割と元気であるにも関わらず閉じ込められているので

段々と感化されて病人になって行きました。

毎日朝から検査があり、朝食が出ないので

３kgくらいかな、体重が減ってゲッソリ。

2度目の入院は、長時間の検査があるので

思った以上に不自由な状態でした。

何より導尿によるダメージは計り知れず

退院してから濁った葡萄色の血尿が出て

初めて膀胱炎になりました。

トイレが近いなら避けられないのでしょうが

我慢出来るなら導尿断れば良かったです。

さて散々迷走した上での3回目の入院。

何より、今までと大きく違うのは

痛い事でした。

当たり前なんですけど。

15歳で医療事故で心停止になったことがあり

手術そのものが恐怖でいっぱいな状態だったので

術後のことはあんまり考えていませんでした。

手術は自分時間では一瞬で

その後一晩中痛かったです。

体力的にも精神的にもヘトヘトでしたが

不眠症なので一睡も出来ませんでした。

導尿してたし、血栓防止のマッサージ機が

とっっっても煩わしくて。

お腹はへそが変形してパンパンに張っていました。

切った傷は３箇所ありましたが

縫ってはおらず、接着剤みたいなもので粗雑に塗り固められていました。

チクチクしましたが、それは然程気になりませんでした。

何よりこじ開けられたであろう臍が痛かったし

変形したことのショックが大きかったです。

医師にも看護師さんにも痛みを訴えましたが

あまり取り合ってもらえませんでした。

傷は綺麗だし、問題ないですよって。

ある男性看護師さんに、段々と少しづつ良くなりますよとお声かけ頂きましたが

とても救われた気持ちでした。

ちなみ２か月経った今でも臍の形は変だし

疲れると臍周りが痛いです。

傷が少なくて済むし、脂肪も付いてないから

臍を利用するそうですが

こんなことなら切ってくれて良かったのにとすら

思うくらいに悩んだし、困りました。

まぁ、切っていたら縫うことにもなっただろうし

入院期間も延びたのかもですが。

手術後翌朝9:00過ぎには足のマッサージ機が外れました。

歩けることを確認した後、導尿に管も外れました。

息を2回吸って、吐く時に管を抜いてくれて

前回の病院の時の様に痛みもなく血尿も出なかったです。

そこで念のため付けていたオムツも取れて

術衣から病院の寝間着に着替えました。

点滴だけは付いていました。

ベッドに横になったままレントゲン機で撮影されましたが、仰向けがきつかったです。

移動出来る小型レントゲン機なんて初めて見ました。

その後は、自力でトイレまで歩いて採尿したり

とにかく動くことが回復に繋がるとの看護師さんの言葉を信じて少しづつ歩きました。

怠け者なので寝ていたい気持ちも強かったですが

早く回復したい気持ちが勝ちました。

根が体育会系だからでしょうかね。

入院前に渡された資料に

入院中の日程が書かれたものがあり

入院直前でも渡されたのですが

書類が多く、痛くてポンコツさに磨きがかかっていたので見当たらなくなり

シャワーの許可を見逃していました。

術後４日目かな？シャワーっていつから大丈夫ですかと看護師さんに聞いたら

えっ、入ってなかったんですかと驚かれたので

その日からシャワーを浴びました。

病院に居てお風呂に入らないでいると

どんどん気持ちが落ち込んでしまって

病人らしくなってしまうのは

最初の入院で経験済みだったので

全てのことよりシャワーを優先しました。

幸い、この病院には安価の洗濯乾燥機があり

入浴して洗濯して綺麗にしておく事で

メキメキ回復するのが解りました。

洗濯出来るなら、持参の着替えは３着で良かったなぁ、とか思いました。

荷物が少ないと身の回りの整理整頓が楽だし。

心配していたアダプターや延長コードも使わなかったし、有料のテレビも観ないで過ごせたし

スマホだけで十分時間は潰せました。

残念ながら食事は美味しくなかったので

コンビニに日参しておやつにヨーグルト等買っていたので、備え付けの有料冷蔵庫は使いました。

入院までは色々と心配で、あれこれ用意しましたが、寝たまま飲めるストローとかは使いませんでした。

術後すぐは水分取るとあちこち痛くなるので

あまり飲まなかったのもありますけど。

入院中、回復に役立つのは

入浴(シャワー)と、お散歩でしたね。

あと、洗濯(笑)

水分は食事に付くお茶以外は自分で用意するのですが、コンビニや自販機で買うと地味に散財なので水やお茶など10本くらい持ち込むといいです。

荷物になるし面倒なら都度買ってもいいと思います。

今回、事前に確認した手術費用の目安は30万円でしたが、高額医療限度額申請をしていたので

費用は10万円弱で済みました。

限度額申請は１週間くらいで証書が届きます。

簡単な申請ですから、精密検査を受ける前に是非忘れずに申請する事をおすすめします。

以上で今回の入院と手術の総括を終わります。

総括っていうか、単なる振り返りですが。

【3回目の入院】総括