母は遺品のことが気掛かりでどうしようもないので、とにかく早く、土曜日に行かざるを得ず
決行の宣言をしたのが木曜日の朝でした。
その前後してピタッと耳鳴りが止まったのは、ちょっと不思議でならないんです。
前の日に、病院で薬を4週間分ももらったのに、要らなくなってしまいましたよ!(笑)
耳鳴りは、祖父母の声にならない声だったのか?
何か、私や母に伝えたいことがあったんじゃないか?と思ってしまいます。
祖父の遺品を持って行くようにと、帰省する度に祖母からうるさく言われ、少しはもらってきたこともありました。
しかし、祖母のまだ元気なうちにゴッソリといただくのは気が引けて、
また今度で良いじゃん!と本気で取り合わなかったんですよね。
今回、スーツケースを破損させながら、宅配便も駆使して色々と持ち帰って来ましたから、
ひとまず安心してくれたのかなーと思います。
まだまだ祖父の物はあるし、母の若い頃の荷物も未整理なので、
今後も時々は帰って片付けようということになっています。
とりあえずの遺品色々…
これらは、ほんのごく一部です。
玄関の戸棚に飾ってあった、相馬焼のお猪口(未使用品)。
いつ行ったのかも分かりませんし、人からいただいた物なのかもしれませんが、
あぶくま洞のお土産品のようです
前から気になっていたもの!これも玄関から
貧乏徳利のミニチュアです。
笹の川さんや千駒さんのノベルティなのか、
じいちゃんが自分で買ったものなのかは分かりません。
で、これに入る分しか飲んではいけないと母に言われました。
これじゃあ、三つ合わせても一合すら入らないですよ〜
実際にお酒が入る大きさのものの方がたくさんあったんですけど、
梱包も輸送も大変だし、場所も取るので仕方なく諦めました
これは箪笥の奥深くに隠されていました。
祖母がしまったんだと思います。
左が瑪瑙か何か、右がオパールの指輪。
オパールの方は18金ですが、瑪瑙の方は鈍い色をしてまして、刻印が08Kに見えました。8金⁉︎
祖母は指輪を身につける人ではなかったので、こういうものが出てくるとは思っていませんでした。
もちろん、高いものではないと思われます。
ただ、タオルとか布製品がみっちり入った引き出しの奥深くに隠してあったくらいですから、
祖母にとっては大事なものだったんだろうなーと想像します。
しばらく前、母の従姉妹が海外で暮らしていて、
大叔父が何度か訪ねて行っていたので、その時のお土産のような気がします。
祖母は祖父とは本当に真逆で、物欲がない人だったので、あまり物を持ってなかったんですよ。
遺品と呼べるものが全然なくて。
洋服も古いものばかりだし、いつも使っていた物と言えば、老眼鏡とか電卓しかないんです
だから、こういうものは一般の値打ちに関わらず、貴重に思って持ち帰って来ました。
それから、2階の桐箪笥に眠っていた留袖ももらってきました。
着る機会はほぼ無さそうですが、特にお直ししなくても母は着られそうでした。
あと、綺麗なオレンジ色の瑪瑙でできた印鑑が出てきて、
苗字が違うから彫り直して使う?なんて話をしていたんです。
帰って来てから印面をよくよく見たら、祖母のフルネームが彫られていて、これは‼︎と母と喜び合いました
これも祖母の形見。
彫り直して使うという話は一瞬でなくなりました。