週末にTwitterのTLで炎上に気が付いて、黙っていようかと思ったけど、私も黙っていられなかった件。

とても大きな衝撃を受けました。
大河ドラマの時代考証を降板するということよりも、ツイート内容のヒドさに❗️


事の発端は、別の中世史研究者が、網野善彦先生(故人)のことをバカにするかのような批判をしたことだったと思います。
騒ぎになってるなーとは分かっていました。

先学諸賢や先行研究を蔑ろにするようなことはあってはならないことですが、
今時は変わった人もいるんだなーという程度に聞き流していました。


で、どういうわけか、呉座氏に飛び火する。

私は著作こそ読んだことがありませんでしたが、名前も知っていましたし、若手研究者としては著名なほうではないでしょうか。

鍵アカで、フォロワーが4000人くらいいるのは結構だと思いますが、直接は関係のない人に対して(それも女性ばかりに…)、
誹謗中傷をしていたことに、開いた口が塞がりませんでした。

何か女性に恨みでもあるのか?
私には全く理解不能です。

それに、従軍慰安婦問題や沖縄の基地問題等についても、どうもマイノリティに対して優しくない発言をしてるんですよね。

歴史学者が本当にそういうことを言うのかな?と信じ難い内容ばかりで、
炙り出された過去のツイートは、いわゆるネ◯ウヨと呼ばれる人のもののようにも見えました。


謝罪をしている中で、自分の偏見は今更矯正できないかもしれないこと、普段は表に出さないように努力してきたつもりであること、
ストレスでTwitterに捌け口を求めてしまったかもしれないということが書かれていました。

Twitterをやらなければ炎上はしなかったでしょうけど、現実の世界でも何かしら問題が起きていたのではないかという気がしてなりません。

不適切な発言は、口が滑ったというレベルではない為、いくら謝罪をしても、なかったことにはできないでしょうね。
偏見や差別はいけないと言っても、いい歳になってしまったら、残念ながらもう直せないものなのかもなと思いました。


誰もが羨むような経歴…
超一流大学を出て、研究成果も、立場もある人がと思うと、本当にひどく失望しました。

これから読みたい本のリストに、『中世史への招待』が入っていたのですが、私はもう読むことはないでしょうね。