久々すぎる読書ネタ😂

たしか、この本は発売日前にフラゲして、12月中に読み始めたのに、読み終わったのは今頃です💦
それこそ、お経典のように肌身離さず、毎日会社にも持って行ってたんですけどね😅

著者の植木氏は九州大学大学院理学研究科のご出身でありながら、仏教思想の研究に転向された異色の経歴をお持ちで、
さらに、仏教学の大家、中村元先生のお弟子さんとのことで、非常に興味を持ちました✨


法華経なら自分はある程度知ってるぞ!と思って読み進めたものの、知らないことばかりでした。

昔、先生から教わったことが嘘だったというわけじゃないんでしょうけど…
表面的に触れただけだったり、そもそも解釈が違っていたりなのでしょう🤔


それはそうと、釈尊の存命だった原始仏教の時代は、在家と出家、男性と女性で差別はなかったそうなのです。
時代が下るに連れ、在家より出家、女性よりも男性が強い立場になってしまったことは憂うべきことですね。

本来の仏教は平等主義で、肌の色や生まれによって差別されるべきでないとし、いわゆるカースト制を批判するものでした。

人の貴賎は、その人の振る舞い、行為、生き方によって決まる。
まさに、その通りだと思います❗️

今の時代にと言うか、今も昔も大切なことですよね😌

政財界のお偉いさん方、聞こえてますか⁉︎
行動で示せてないですよ〜?🤗

女性が多いと云々とか、私は怒り心頭でした😤
うちの会社を見てみ!って。完全に男性社会なのですが、何時間も延々と不毛な会議をしてますよ〜😂
だから、話の長さなんかに性別は関係ないの!
それは森さんだけの偏見にほかなりません😝


しかし、その前にですよ、日本の仏教界もあんまりはっきりしたことを言ってくれないですよね〜😣
そこは私も腑に落ちないし、長年モヤモヤしますよ。
仏教界も基本的に男性社会ですからね。
社会的少数者や弱者に対してどう思われているのか知りたいものです。

女人は成仏できないとされてきた時代も長くありましたが、そんなわけない!と思いますよ。
男性も女性もトランスジェンダー🏳️‍🌈も、誰でも同じじゃなかったら変な話ですよ。
何かを理由にして、私はOKだけど、あなたはNGです🙅🏻‍♀️と言われ兼ねないですもん。

もちろん、それぞれの宗派を否定するつもりはないけど、個人的にはもう少し原始仏教に立ち帰っても良いんじゃないかなーと感じています。


このコロナ禍で、神も仏もいないといないと思ってしまうことがあります😞
ああそうだ、一万年も続く、末法の世を私達は生きているんだった…と⤵️

そんな中で、「自らを島とし、自らをたよりとし、他人をたよりとせず、法を島とし、法をよりどころとし…」
自分の信じることを大切にし、教えを拠り所とし、自己確立しながらこの時代を生き抜ける人こそが真の強い人でしょうか。

「『法華経』を受持・読誦・解説する衆生がいるかぎり、如来はそこに姿を現わす」
その言葉を信じ、現状を嘆くだけでなく、自らの行動を律したいものです。


植木雅俊『法華経とは何か』(中央公論新社、令和2年11月)