更新が遅くなってしまいました。先月に図書館で借りたものです。
最近、新書版が発売になったと聞いて予約して、受け取りに行ったら単行本でした😳
そもそも図書館には新書版が所蔵されていなかったのに、私の確認不足でポチってしまったのです。
だから、職場に持って行くのは重たいし、返却期限が近くなった週末に大慌てで読みましたよ😂
図書館の閲覧席は使用禁止の措置が取られていても、予約・貸出等の業務はまだやっていましたが、
とうとう今日から5月6日まで休館となってしまいました⤵️
仮に開館していたとしても、こんな時にわざわざ行こうとも思わないですが、
駅前の書店も同じく休業になってしまい、不便というか、寂しいというか…😖
昔はどこの町にもあった個人経営の書店なんて10〜20年前にみんななくなってしまいましたし。
普段、書籍はなるべく書店で買うと決めているのに、通販しか方法がないとはねー。
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昨年は戦争にまつわる本をたくさん読んだせいか、今の状態が戦時下の日本を彷彿とさせます😓
実際に新型コロナウイルスと戦っているのだから、色々な制約があったり、不便を強いられたりするのは仕方がありません。
戦時中と違い、一般の人が戦場に駆り出されることもないし、食料は豊富にあるし、灯火管制もない、治安維持法もない。
病院や保健所は大変なことになっていますけど、医療の設備や技術はあの頃とは比べものになりませんよね〜。
そんなことばかり考えて、自分の中で不安を払拭してます😂
『兵士たちの戦後史』ですが、私のじいちゃん達が戦後どうやって生きてきたかって考えたら読みたくなったのです。
私の考えていたのは、個人的なこと、例えば仕事とか家族や結婚のことなど。
でも、本の内容は社会的な立場や動きのことでした。当たり前かもしれませんが💦
興味深かったのは、世代によって戦争の見方が違ったことです。
①戦前派 ②戦中派 ③戦後派
私からするに、①は曾祖父の世代、②が祖父の世代、③は父の世代ですかね🤔
たしかに、戦争経験者か否か、全く戦争を知らない世代の価値観は違うと思うんですが、
戦中派の人達が何より戦地で辛い思いをしたし、ようやく祖国へ帰ってきても世代間の差別が待っているなんてひどい話ですよ❗️
だからなのかは分かりませんが、祖父があまり戦争のことを語りたがらなかった理由の一つがここにあるように思います。
きっと辛い思いをしたのだと…。
好きで戦争を始めたわけでもないし、好きで行ったわけでもないのに、一番割を食ったと言われるのが大正生まれ。
特に、大正10年代生まれの戦死者は最も多かったのです。
あとは、戦友会のことが詳しく書いてありました。
戦友会に入っている人、入っていない人には様々な理由があったそうです。
父方の祖父は戦友会に入っていて、仲間の方がよく家に来ていましたが、
母方の祖父はそういう繋がりが一切なかったのも、対照的だったなぁと思います。
やっぱり二人のことを調べてみたら(←全然進んでない)、何か色々とありそうな予感ですね。
真実は分からないでしょうけど。
今年は終戦から75年にあたるにも関わらず、コロナ禍のせいで慰霊の行事も中止に追い込まれています。
何かと戦争の話題が遠ざかりがちだから、特に重点的に読もうと考えています。
吉田 裕『兵士たちの戦後史』(岩波書店、平成23年7月)
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