久々に、考古学の記事です。
どれぐらいぶりか…卒業以来かな?

今朝、通勤中に福島民友の記事を夢中になって読みました。
まさに歴史が書き換えられる瞬間を見た!という感じがします。


古墳は専門ではないのでそれほど詳しくもないですが、その前代・後代のことを考えると、
無視することはできない重要な問題であるのは確かです。

興味のない人にとっては右から左へ聞き流しちゃうような話かもしれませんが、
今までの通説が覆るような、非常に重大な発見だったと言えます。


古墳時代後期の東北地方最大の古墳といえば、
今までは白河市の下総塚古墳(全長72m)でしたが、
今回の いわき市の塚前古墳は全長120mとのこと!

白河の古墳よりも遥かに大きいなんて、個人的にはとても悔しい気もしますが、
未だ知られざるツワモノが いわき の辺りにいたのかぁと興味がわきます。

古墳ができる前段階からの中央との関係もありますし、
古墳築造以後に及ぼす影響も大きいです。
実際、律令制になると地元の豪族、国造なんかが郡司になったようですし。


これには、福島や東北地方だけの歴史だけに限らず、
全国規模で見方が変わっていくと予想します。


東北地方の古代史って、実はまだまだ分からないことが多くて、
関東地方以南とは違う動きを見せるから、それがまたおもしろいんだと思います。

今年度末には報告書も出るそうですし、間違いなく研究発表も盛んになりそうですね〜。