明日の朝の食パンがなかったから

仕事帰りにスーパーに寄ったときの話。

 

 

立ち寄ったスーパーは日曜定休で、前日土曜日に在庫一掃セールをやるみたいだ。

だから混んでいた。

 

 

始めに野菜売り場で熊本産アスパラガスがあったのでカゴに投入。

旬の野菜は値段も良心的でいいよね。

おっ、高知県産のパプリカが置いてある。ハリがあって色も申し分ない。

 

 

食パンを求めて入店したのに野菜に目を奪われてしまっていたのは束の間のこと

バナナ売り場に異様なほどの人だかりができていた。

店員さんが割引シールを貼った瞬間、人が群がるのだ。

 

連日テレビでコロナウイルスの注意喚起がされていることは

その人たちの頭には微塵もないのだろうか。

 

 

まあいいや。

 

次に魚売り場へ。

鮮魚は殆どの商品が売り切れており、それらも同じように多数の手が伸びた後だと悟った。

 

 

精肉コーナーでも先ほどと同様、客が密集していた。

 

 

何が安売りなんだろうと覗くと、国産牛が半額ではないか。

恥ずかしながら先ほどのコロナ云々はすっかり忘れて自分も一つゲットした。←

 

 

本来の目的の食パンは売り切れていた。

少しガッカリしていると

すぐ近くの菓子パンコーナで今まで以上の揉みくちゃな人だかりが発生した。

狂気を感じるほどの争奪戦だった。

 

 

レジの列で自分の前に並ぶおばさんは

カゴいっぱいに半額商品を入れていた。

ほぼ全ての食材にシールが貼られていた。

他のお客さんもそんな感じだった。

 

 

確かに半額の買い物は、達成感があるのは理解できる。

ただ、買い物の目的が「半額商品」になってしまうと

その先にある料理や食事の「本当の楽しみ」なんて無いに等しいんじゃないかなぁ。

 

そこのスーパーは旬のアスパラやパプリカといった

素晴らしいラインナップがあるのに

魅力も感じず目もくれないなんて

なんだか悲しくなる。

 

 

自分は調理師で、食に対して興味が人一倍あって

食事の彩りや旬、バランスまで考えながら買い物ができるので

今日見た光景が異様に映ったのかもしれない。

 

 

 

 

学生時代に習った魯迅の話がフィードバックした。

そして半額で手に入れた国産牛、味は美味しいが見た目以上に厚みが薄く、落胆モノだった。

 

半額バイヤーの方達はどんな気分で味わうのだろうか。

 

 

 

※昨年子供が生まれて、嫁が家計についてピリピリしているので

自分なりの節約は心がけています。