シルバーウィークも今日で終わりですね皆さん。
私は最終日の今日になって「古畑任三郎 解決編前のトーク集」動画なんて見始めてしまい
今が連休の初日ならと後悔に後悔が襲いかかり人生呪いそうです。
それにしてもこのブログ、古畑取り上げてなかったんですね。なんてこった。
今日は、私の悔しさとか古畑任三郎レンタルして見たさとかが詰まった私怨満載の記事です。
古畑任三郎は、皆様ご存知三谷幸喜の代表作であり、主演・田村正和の代表作。
田村正和の物真似＝古畑になっているほど、良くも悪くも田村正和のイメージを決めました。
毎回犯人が視聴者にのみ知らされる状態で始まる新感覚な推理ドラマと、
古畑に負けない個性的な超豪華ゲストが毎回見所でした。
菅原文太や石坂浩二のようなベテラン俳優から、明石家さんま・小堺一機といった名芸人、
果てはSMAP、イチロー（どちらも本人役）まで出演し、質の高いエンタメとなっていました。
いやホントこれ私の後輩で見てない子がいたんだけど、SMAPだけでも見ろと言いたい。
古畑任三郎は推理モノとしても当然楽しめますが、何よりキャラ付けが秀逸です。
三谷幸喜お得意のキャラ付け脚本は、レギュラー全員萌えおっさんに変える魔法でした。
今泉くんのダメっぷり、西園寺のプライド高そうさ加減、八嶋智人の地味な活躍。
ゲストおっさんの可愛さはそれぞれ全部記事にしても良いくらいです。
そして何より古畑のウザ可愛さ。ウザ可愛さよ！！！
古畑は警部補なので事件解決のために様々な聞き込み捜査を行うのですが
その独特なねちっこい口調とねちっこい質問は、犯人だけでなく視聴者をもイラつかせます。
しかし質問が全部敬語だったり、上品な笑顔や間の取り方でギリギリ「味」になっています。
一方で、セリーヌの自転車（走りにくそう）で移動するとか、
SMAPと写真撮りたがる際に自らの写りにえらいうるさいところとか、
古畑自身の素？として現れるキャラクター性も大変魅力的。
内面が描かれず謎のまま、この外部に出てくるキャラと「味」だけに描写が特化された結果、
「上品」「ウザい」「高貴そう」「頭が良い」「ミーハー」といった、
およそ同時に存在できなさそうな要素がブラックボックス的なバランスで成り立っている。
それが、古畑任三郎です。さ、最高じゃね？
私は古畑というブラックボックスおじさんを知るためだけの警部補になりたいよ。
知りたいけど全然わからず、近づこうとしても近づけない、それが古畑です。罪な男だね。
古畑はあまりにキャラクターが出来すぎていて逆にリアリティがありませんが
それを演じる田村正和もまた、演技にストイックでプライベートの顔がほぼ謎なので
良く出来すぎたくらいの組み合わせだよな…と毎回思います。
しかも古畑任三郎もゲスト以外で女性が出なかったっていう
つまりはCOH（超・おっさん・ヘヴン）な作品だったんだよなぁ～～～～～
ああ～～～～今からシルバーウィーク始まんないかなぁ～～～～～～
コンテンツの嵐は時期を選ばないという話でした。
さて次回は海外勢か2次元かなと思ってます。
最近2次元おっさん増えすぎじゃない？
どうぞお楽しみに。