👩‍⚕️「現場と研修のズレ」から見えたこと

こんにちは、パピちゃん🐶です!


私は介護の現場で働く介護士です。

日々、多くの利用者さんと接しながら感じている“リアル”を、少しでも多くの人に伝えたくて、このブログを書いています✍️


今日は、研修で出されたケーススタディを通じて感じた“ズレ”と、現場でのリアルな状況、そしてご家族へのお願いについてお話しします。


📝1.研修資料と現実のギャップ

先日、研修資料に出てきたあるケース。

利用者さんが「トイレに行きたい」と言ったけれど、フロアには職員がいない状況。

担当介護士は「今、人がいないので少し待っててください」と伝えました。

そのやりとりを見ていた面会中のご家族から、

「トイレに連れて行ってくれなかった」とクレームが入った…というものです。


そして研修の結論はこうでした👇 

✨「あと〇〇分ほどお待ちください」

丁寧に説明しましょう✨

 …でも、正直に言います。

現場は、そんなに余裕がある世界じゃありません。


2.“説明”より“安全確保”が優先のときもある


たった1人で30人以上の利用者さんを見守るシーンもあります。転倒リスクの高い方、認知症の方、ナースコールが続く場面。そんな中で「少しお待ちください」と言葉を選ぶ余裕もないくらい、次々と対応に追われています。


本音を言えば… 

🌀「丁寧な対応」より「目の前の命を守る」ことが最優先なんです。

それを“冷たい”と受け取られると、胸が苦しくなることもあります。


🚻3.トイレ介助のリアル

たとえばトイレ介助の場面。認知症のある利用者さんが、自分で拭こうとしたり、便器以外の場所を触ろうとしたり…。

中には…

🚫「恥ずかしいからやだ!」

😣「触らないで!」 

と拒否される方も少なくありません。

そんなとき、私たちは

🧼清潔を保ちつつ、

🛡️安全も守りながら、

📣耳が遠い方に声をかけつつ対応する

その全てを一瞬で判断しています。

でもつい、大きな声になってしまったり、「待って!触らないで!」など動きを制止する場面もあります。それを、たまたま面会に来たご家族が見て… 

「怒鳴った」

「乱暴に扱った」

「虐待じゃないか」

と誤解されることもあります😢


 🙏4.ご家族へのお願い

ご家族が、介護を私たちに任せてくださること。

それは本当にありがたいことです。

でも、時々こう言われることもあります。

「プロなんだから当たり前でしょ」

「お金払ってるんだから、ちゃんとやって」

…これ、本当にきついです。

私たちはロボットじゃありません。

一人ひとりの利用者さんに、心を込めて接しています。たとえば面会時に、ご家族が「手すりにつかまって立てるからトイレ連れていこう」と考えることもあるかもしれません。


でも―― 


🚫勝手に介助はしないでください。

もし、転倒など事故が起きたら、それは大きな問題になります。

だからこそ… 

💬「今、一緒に見守ってもいいですか?」

💬「手伝えることがあれば教えてください」

そんなひとことが、現場を守る大きな力になります。

💢5.「給料もらってるんだから当たり前」じゃない

介護の仕事は、

🧼排泄・入浴・食事・認知症対応など、

身体的にも精神的にもハードな仕事です。


それを「給料もらってるでしょ」と言われると、心が折れそうになります。

🧍‍♀️私たちも人間です。

優しくされたいし、感謝されたい。

傷つけば落ち込むし、悲しいときもある。


🌈6.“あたたかい現場”は、みんなでつくるもの


介護士は、利用者さんの命と尊厳を守るために、日々がんばっています。

でもそれだけでは十分じゃないんです。

制度には限界があるし、人手も足りない。

だからこそ、ご家族の**「理解と協力」**が必要です。

お願いしたいのは、批判ではなく共に考える姿勢

私たちが必死に働く背中に、

「大変だね」「ありがとう」と言ってもらえるだけで、すごく救われます。


🌟最後に…


このブログを通じて、

介護の現場でどんなことが起きているのか、少しでも伝われば嬉しいです。


そしてどうか、忘れないでください。


👩‍⚕️私たちも、同じ人間です。

感情があって、悩みながら、それでも毎日向き合っています。


一緒に、“あたたかい介護の現場”をつくっていけたらと思います。


パピちゃん🐶でした。