ゴールデンスランバー (新潮文庫)/伊坂 幸太郎
¥900
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【内容紹介】


衆人環視の中、首相が爆殺された。

そして犯人は俺だと報道されている。

なぜだ? 何が起こっているんだ? 

俺はやっていない――。

首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に
包囲された青年・青柳雅春。

暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。

行く手に見え隠れする謎の人物達。

運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。

スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。



【たわけ的あぶく】

自分の中でおもしろい風呂本の基準は

ものすごく早く読み終わるか、

ものすごく時間をかけるかのどちらかなんだけど、


伊坂さんはどの作品も前者に当てはまる気がする。


その世界が終わってしまうのが残念で

ゆっくり、噛みしめながら読むスルメ本と違って


伊坂さんの本はいつも登場人物に感情移入しない。

読んだか忘れちゃうような薄味の話なのに

読み始めたらなぜかやめられなくて

結果、お風呂でのぼせるハメになるのです(笑)


ゴールデンスランバーの曲に思い入れはないけど

首相暗殺なんて巨大すぎて笑っちゃう陰謀と無関係に

ひとりの人間のたいしたことない人生とか思い出とか

思い入れとか、そういうのってあるよなって。


この曲が思い入れだけで、何の効果ももたらさないとこが

リアルでいいと思います。

そういうとこも、やっぱり好き。

でも、読み終わったらすぐ内容忘れちゃうんだけど(笑)



【たわけ的まとめ】


「食べ始めたら止まらないっ!薄甘さに永遠を感じる

 私にとっての甘栗的一冊!!」




【たわけ的評価】

 あぶく★★★★です!!



タイトルのゴールデンスランバー
映画では斉藤和義さんが歌ってるようです






シシリエンヌ (新潮文庫)/嶽本 野ばら
¥580
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【内容紹介】

いまこそすべてを明かします。

もはや永遠に会えない貴方との日々を、

密室で繰り広げられた、あの行為を。

高校生の「僕」は、年上の従姉に誘惑されて官能にめざめるが、

彼女は不幸な病を得て、人里離れた館へ身を隠す。

従姉を追って館に向かった「僕」は、

さらなるエロスの深淵へと引きずり込まれて―。

生々しすぎる性愛と純粋すぎる恋情の、甘美なクライマックス。

禁断の恋物語。




【たわけ的あぶく】

洋服や絵画にあまり興味がないもので、

直固有名詞がまったく想像できず残念!!

それがわかる読者にはもっとハッキリした世界が拡がるのかも?


ま、それを抜きにしても十分耽美な雰囲気です。

ラストが予想通りというかですね

ありきたりな感じがするのは致し方ないのかな?

好きになりすぎて、大切な存在になりすぎて……って(笑)

ナルシストのオナニストなら

誰でも一度は考える話では……?


ただここまで世界観が完成してると

もはやただのオナ公ではないんですな。


最初から最後までグイグイ読めます。

性描写うんたら……については

後半からはエロスというよりもはや記号や装置に思えます。

「気を遣る」の台詞は一度は使ってみたいですなww



【たわけ的まとめ】

「オナ公の、オナ公による、オナ公のための一冊!!」



 【たわけ的評価】

 あぶく★★★です!!


グランド・フィナーレ (講談社文庫)/阿部 和重
¥490
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【内容紹介】

第132回芥川賞受賞作。
「グランドフィナーレ」という名の終わりの始まり。
毎日出版文化賞、伊藤整賞W受賞作「シンセミア」に続く、
二人の少女と一人の男を巡る新たなる神町の物語。



【たわけ的あぶく】

読み始めた瞬間にわかってしまったんだが、

あたしゃコレ無理だわさ。


面白いとか面白くないじゃなくて

とにかく「嫌い」というか、ものすごい嫌悪感……。

面白くない本は途中から進まなくなるんだけど

これについては意地でも最後まで読んで

悪口言いたいと思わせる何かがあるんだが(笑)


自分でも不思議です。

嫌いな人の中に、自分の中の嫌いな部分をみるのと同じで

きっとこの本には私を刺激する何かがあるんだろう。


それを風呂場でもさもさ考えるのもまた一興。

シンセミアも読んでみるべきかしらん?





【たわけ的まとめ】

「本は自分を映す鏡です…なんつって。

鼻の頭にできたメンチョウ的な一冊!!助けてクレアラシル~!!」



【たわけ的評価】

 あぶく★です!!


ないものねだり (幻冬舎文庫)/中谷 美紀
¥520
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【内容紹介】
女優・中谷美紀さんのアンアン連載
「男子禁制!?」が1冊の本になりました。
仕事、友人、食、美容、趣味など素顔を
垣間見ることができる待望の初エッセイ。

どんなに格好悪くても、健康管理のための
「赤い腹巻き」と朝晩二回の「鼻うがい」は欠かさない。
そんな女優も、撮影現場では子供に「オバサン」呼ばわりされ、
ファンに愛の証とばかり、牛に「ナカタニミキ」の
名をつけられる始末…。
刑事に詐欺師、娼婦にエルメス、とさまざまな人生に身を任す
女優の台本のない日常を綴った赤裸々エッセイ集。



【たわけ的あぶく】
風呂本にはエッセイがピッタリでござる。
ってなワケで、旅本が好きな私は前回のインド旅行記で
中谷美紀さんの本に出会ったんですが。。。
にんともかんとも、不思議な人ですなぁ~。

もはや宇宙人的な雰囲気さえ漂う女優さんですが、
エッセイは女優とは思えない普通すぎる感性!!
直球すぎて、最初はカッコ悪いぐらいヒネリがないんだけど
その真っ直ぐさが一周回ってカッコよく思えてくる。
なんというか、ブレない人間性が素敵なんですよね。

「紅の 二尺伸びたる 薔薇の芽の 針柔らかに 春雨の降る」
正岡子規の短歌のような読後感。
シンプルな文章も読みやすくてオススメです。



【たわけ的まとめ】

「読めばいつしかお~い心の友よ、ならぬお風呂の友よ
…と呼んでしまう気さくな一冊!!」

【たわけ的評価】
 あぶく★★★です!!

魔王 (講談社文庫)/伊坂 幸太郎
¥650
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【内容紹介】
不思議な力を身につけた男が大衆を扇動する政治家と
対決する「魔王」と、静謐な感動をよぶ「呼吸」。
この2作の主人公は兄弟であり「魔王」は兄の、
「呼吸」は弟の視点で語られる。
別々の作品ながら対をなし、新しい文学世界を創造した傑作!


【たわけ的あぶく】
す…好きです。
え?オレのどこが好きなのって?

あの、まず名前がとっても素敵だと思います。
あなたにピッタリだし、想像力を刺激されるっていうか。

でもやっぱり内面に惹かれたんですよね。
いつも、伊坂さんは完全に自己完結した世界にいて
私なんかの出番はなしって感じなんですけど。
あ、もちろんそこが好きでもあるんですが‥‥。

今回は、不安定な世界に私を置きっ放しにして
先に行かれた感があって。
早く追いついて「モダンタイムス」を読みたい気持ちと
まだまだ恋焦がれていたい気持ちと……。

ああっ心は千々に乱れるんです。
早く読みたい……この恋心にも似た思い。
これぞ読書の醍醐味と言えるんじゃないでしょうか?
ドMの私はもう少し焦らされてから読もうかしらん。



【たわけ的まとめ】

「読みた~くてっ読み~た~くてっ震~える~っ☆
 あなたを西野カナ的欲しGIRLにしてしまう一冊!!」

【たわけ的評価】
 あぶく★★★★★です!!