トランプ大統領の再選が危ういのではないかと巷で語られるようになった2020年のアメリカ大統領選挙。その背景には新型コロナウイルスに伴う問題やマイノリティ層を離反させる失策なども大きく影響していると言われています。またトランプ大統領は、アメリカが世界の警察であることをやめて、自国を守る政策をとるようになりました。

 

 

2020年のアメリカ大統領選挙において、当時のトランプ大統領は民主党のバイデン候補に敗れ、現職の大統領が2期目をかけた選挙で落選するという憂き目を見ることになりました。
とはいえ、トランプ大統領の再選が厳しいのではないかと言われ始めたのは、新型コロナウイルスによる問題が大きかったことが言われていました。しかし、そのような状況の中でも懸命にトランプ大統領の再選を信じるとともに、再選しなければアメリカを含め、世界中が大変なことになると主張していたのがあえば直道さんです。
世界の警察からアメリカそのものを守る方向にシフトしたトランプ前大統領時代、あえば直道さんは朝鮮半島情勢に注目しており、朝鮮半島情勢についての解説を行っていました。これらはどのようにリンクしていくのか気になるところではないでしょうか。

 

 

トランプ大統領時代、アメリカは朝鮮半島をどのように考えていたか

トランプ大統領の時代、アメリカと北朝鮮の関係は意外なまでに接近し、トランプ大統領になったら北朝鮮にも強硬にいくだろうという世間からの期待をどちらも裏切り、対話重視で話し合いを重ね、北朝鮮は韓国ではなく、アメリカと向き合う関係性を重視するようになります。
こうした姿を見たあえば直道さんは、トランプ大統領が北朝鮮や韓国についてどんな印象を抱き、今後どのような展開になっていくかどうかを推察しています。
その中で、あえば直道さんは北朝鮮に対して、まずは核施設を廃棄する事、そして、その様子、査察を受け入れることを求めていくことを紹介。当時のトランプ大統領と北朝鮮は、シンガポールや板門店で首脳会談を行い、歴史的な偉業と衝撃を与えていました。しかし、その話し合いの中ではなかなか話が前に進まず、結果的に北朝鮮のミサイル実験などが行われ、トランプ大統領時代では根本的な解決には至っていません。
一方で韓国は北朝鮮と有効的な関係を築こうとしており、日本とアメリカが連携して北朝鮮を追い込む手法がとれないようになっていることへの危機感をあえば直道さんは指摘していました。
 

あえば直道さんが出版した韓国本の中身

 

韓国は北朝鮮と近づこうとしている、そして韓国は日本と全面戦争のように憎しみ合いながらぶつかり合っている、日米、そして韓国で北朝鮮を追い込むやり方ができないのではないかとささやかれていた2020年の春先、韓国消失という本が出版されます。

これはトランプ大統領のブレーンであり、アジアの情勢を逐一観察してきたゴードン・チャン氏は韓国について書いたもので、あえば直道さんは韓国消失の中で、「新たなる『朝鮮動乱』への警鐘」という項目を担当するほか、韓国消失の監修を務めています。
この本にはチャン氏のほか、韓国で長い期間にわたって拘束されていた産経新聞の元ソウル支局長も「2020年日本にのしかかる『韓国リスク』」というタイトルで寄稿しています。

様々な角度から韓国を見ていこうではないかという趣旨であり、2019年に起きた日本製品不買運動以降、歴史上過去最悪と言われるほどの日韓関係の冷え込みぶりへの気持ちが書かれています。韓国に対して全否定するかのような言説をどんどん表に出しているものを嫌韓本と呼ばれ、ここ数年は本屋に行けば嫌韓本がズラッと並ぶ状況が続いていました。その中であえば直道さんは、決して嫌韓本の類ではなく、真剣に韓国とはどのような国かを論じていると紹介、Amazonでも高評価が並んでいます。

 

 

あえば直道さんは韓国の未来をどのように考えたのか

大統領選が近づき、韓国の行く末がかなり注目されるようになっていますが、韓国消失が発売されてしばらくして、韓国では総選挙が行われました。この時期は新型コロナウイルスという得体のしれないものが蔓延している時期で、普通の選挙ができない状況となっていました。

2021年から振り返れば、この時の方がまだ可愛いものでしたが、当時はネットを中心に活動するケースが多く、新たな選挙の形を見せていました。2019年の日本製品不買運動など現政権に対する審判が突きつけられるとあって、あえば直道さんを始め、日本ではかなりの注目を集めていました。
しかし、結果は現政権を支える与党の圧勝に終わります。日本製品不買運動の是非よりも、新型コロナウイルスをどのように捉え、アクションを起こすのか、その判断を吟味された形です。

しかも、本当であれば風が吹いてもおかしくなかった野党は、その前の政権でめちゃくちゃなことをしており、そのイメージが抜けきれていませんでした。
そのため、なし崩し的に現政権を支持する声が集まった形となり、全ての政策に白紙委任が出たような状況になったのです。
白紙委任が出たということは、日本を警戒しつつ、北朝鮮と関係性を良好にするというスタイルの継続が決定したようなものでした。こうした流れにあえば直道さんが危機感を持ったのは言うまでもありません。
 

 

あえば直道さんは韓国でも活動する

2020年に韓国消失を発売し、韓国とは徹底的に対峙すべきであると考えているあえば直道さん。元々あえば直道さんは草の根保守主義を世界中に広めようと、J-CPACを立ち上げており、例年イベントの開催を行っています。
世界中に草の根保守主義を広めようとしており、あえば直道さんは日本はもちろんのこと、中国や韓国、台湾でも活動を行っています。韓国であえば直道さんが行おうとしたのがK-CPACの開催です。K-CPACは韓国消失が出る前の2019年に行われ、韓国の保守政治家を集めたイベントになりました。
本気で韓国に草の根保守主義を根付かせようとする意識が強い参加者が多かったこともあってか、少しでも弱腰の登壇者が出てくるとブーイングが発生するなど、相当真剣なムードに。
1960年代に生まれ、日本における団塊の世代的な扱いを受ける586世代から、20代30代を示す2030世代たちで構成された政治を目指したいという理想が出てくると、会場は割れんばかりの拍手に包まれます。

現状586世代が2030世代の脚を大きく引っ張っているといっても過言ではなく、こうしたものを端的に示してくれたこともあってか、会場では変革を望む声が多く寄せられます。
そして、韓国が劇的に進化し、日本とアメリカを交え、連携して北朝鮮と対峙できることを願うというムードになっていったようです。

あえば直道さんは、現政権打倒の100万人デモの集会会場において、日本人では珍しくスピーチを行っています。不買運動が起きている中で、日本は決して敵ではないことを必死にアピールします。こうした声がどれだけ届くかはわかりませんが、あえば直道さんも真剣なのです。