最近、
自分が子供の頃を 
よく思い出す。


これは

今を辛いと考えている時や

今の自分に納得できない時

理想の自分と現在の自分に

差が大きい時に起きる 

と、聞いた事がある。  


まぁ

子供の頃

まさか自分が癌になるなんて

思ってもみなかったし…  

今、子供の頃を思い出す

というのは

そんな感覚なのかもしれない。




僕が小学生(1975〜1980)の時の夢は

プロ野球の選手になる事だった。

ミスタータイガース、掛布になりたかった。

あの小さな身体で

ホームランをガンガン打つ

そんな掛布に憧れた。 

プロ野球に入るなら

阪神タイガースが良かった。

あの甲子園球場で

地鳴りのようなファンの声援を浴び

バッターボックスに立ちたかった。 

少年野球をやっていた頃の

バッティングフォームは

掛布のマネだった。 

友達は殆どが巨人ファン。

でも僕はいつも

あの黒地に帽子のツバが黄色い

阪神の帽子を被っていた。

当時のプロ野球のテレビ中継は

巨人戦しかやってなかった。

でもいざ阪神戦になると

バットとグローブを持ちながら

テレビに釘づけになり

掛布のモノマネをしていた。 

伝統の一戦の

あの独特な雰囲気は

今でも脳裏に焼きついている…   



そんな少年も今や54歳。


術後のリハビリを兼ねて

よく散歩をしているが

飽きる時もある。

久々に恐る恐る

バットで軽く素振りをしてみた。 

やっぱり掛布のモノマネに

なってしまった。 



まだまだ行けるやん。



子供の頃を思い出すのも

悪い話ではない。 



夢は大きく持とう。 






掛布モデルのバット  



今日は料理面倒くさいから

モランボンさん、頼んまっせ