某アイドルが悪夢の話をSNSに投稿したのを受けて、応援スレに書き込んだもの。
アイドルとは関係ない内容ですが、ちなみにほぼノンフィクション。

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小学生から中学生頃にかけて、空を飛ぶ夢を繰り返し見ていた。

しかし、空を飛ぶとは言っても「空から日本を見てみよう」的な雄大なものではなく、いつも家の近所やらどこかの街角からふわふわと体が宙に浮く感じで始まる。
そして必ず、電線に引っかかってそれ以上飛べなくなって目が覚める。
自分が引っかかってじたばたしている間に、それまで電線にとまってた鳥たちは空へと羽ばたいていき、自分はそれを見送るだけ。

何度も同じ夢を見るものだから、ある日、親にそれを話したところ、こう言われた。

「良かったじゃない。そのまま飛んでったら死んじゃってたところだったよ」

それを聞いてものすごく合点がいった。

だから自分はあんなに懸命にもがきながら飛ぼうとしてたんだ。

この次こそは!と思ったのに、残念なことにそれ以来その夢を見る機会がなくなって、今日に至ります。(笑)

―おしまい―