借地権付き建物ってなに?

借地権付き建物って 聞いたことがありますか?

 

簡単に説明すると 土地を借りてその上に 自分の建物を建てると言うことです。

 

つまり、土地の購入代金がかからないため、普通の家よりも かなり安い金額で物件を購入することができます。

 

ただメリット、デメリット どちらの面もありますので今回はそれについて まとめていきたいと思います。

 

借地権付き建物をご検討されている 方の参考になればと思います。

 

借地権付き建物のメリット

・所有権に比べて3割程度価格が安い

普通に所有権で取得するよりも 一般的に3割程度安くなるので 購入価格を抑えれる。  

 

・固定資産税、都市計画税がかからない

土地を所有しているわけではないので固定資産税などの税金は 地主さんが払うことになります。  

 

・立地が良い可能性が高い

土地を持っている地主が手放したくないと言うことなので 立地のいい場所の可能性が高いです。  

 

借地権付き建物のデメリット

・地代の負担がある

税金の負担はありませんが 一般的に固定資産税の3倍程度 の地代がかかります。

 

・担保評価がつきにくく、借り入れしにく。

担保に入れるものが建物だけなので 融資が降りづらいです。

 

中には借地権付きは取り扱わない と言う金融機関も多いです。

 

・建替え、譲渡(売却)等の時に地主の承諾が必要

土地を借りている状態なので 立て替えたり、売却する際には 地主さんの承諾が必要になります。

 

建替え承諾料 更地価格の約4%~6%

譲渡承諾料  譲渡価格の約1割

 

借地権付き建物の種類

借地権には大きく分けて 「旧借地権」「普通借地権」「定期借地権」 の3つの種類があります。

 

・旧借地権

借地期間が満了しても地主に 正当事由がない限り借地権が 更新されると言うもの。

 

現在でも一部にこの借地権が 残っているようです。

 

・普通借地権

当初の期間が30年で そこから1回目の更新が20年 2回目以降の更新が10年となる 制度です。

 

この借地権でも地主に正当事由が なくて、借りている人が 望めば契約は自動に更新されます。

 

望めばそこにずっと 住み続けれるので所有しているのと 変わらないような気もしますね。

 

 

・定期借地権

期間に定めのある借地権のことです。

 

これは2つ目の普通借地権とは 違い期間が決まっていて 契約の更新がありません。

 

そして原則としては 期間満了時に土地を更地にして 地主に返すことになっています。

 

契約期間は50年以上となるのが 一般的になります。

まとめ

金額を抑えて購入することのできる 借地権付き建物ですが要件に合えば 購入するのもアリですね。

 

しっかりとデメリット、メリットを 天秤にかけてメリットが上回るようなら ぜひ購入しましょう。

 

それでは最後までお読みいただき ありがとうございました。