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成長株投資 (米国株、アジア株 時々日本株)

株式投資、FXで資産形成を目指し紆余曲折するサラリーマンの記録です。

前回までの記事はこちら↓

日本国債①




【国内運用資金と国債保有状況】


日銀の資金循環表で国内投資資金とその行き先が確認できる。


一番右を見ると、2011/3の主な国内資金は、


家計1,396兆円(預金794兆円+生保・年金420兆円+株式等182兆円)

事業法人360兆円(預金189兆円+株式等171兆円)

政府265兆円

事業法人の金融資産は純粋にネットキャッシュ状態の企業を除けば、

借入と両建て、手元運転資金、関連会社・政策保有株式等と思っていて良さそう。


それが、真ん中の金融仲介機関(銀行、生保等)を通じて、一番左の方々に投融資される。


家計の借入(主に住宅ローン)297兆円

事業法人借入329兆円

事業法人証券449兆円

一般政府証券(国債等)1030兆円


家計の資産が全額国債購入にあてられるわけでは無いんですねぇ。


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ここで、国債(上記表では右端の一般政府の証券863兆となっている)の保有者の状況に

ついて確認すると、これも日銀のHPで調べられ、こういった状況↓



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国内の民間資金で66%+4%=70%を保有。

公的機関が12%

日銀が9%
外人が7%



外人の保有比率が低いのは報道通りで、

あんなに信用力を失うだのと言っている日銀も

既に9%持っている。

もしかしたらまだ9%だけならいいじゃないかUSA

を見てみると思われる人も多いかな。







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見かけだけ昨年度の歳出規模を上回らないように組まれたH24予算案がでてきたので、

今一度日本の収支、債務についてこの週末でまとめたい(もしかしたら延長するかも)。

自分の両親にも分かるようになるべく簡潔にしたい。



【日本国の収支】

まずH24予算案。


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(詳しくは、財務省HPのこちらご参照 →H24予算案


90兆円超の歳出のうち半分の44兆円を新規借金(歳入の公債金)で賄うとのことです。


ちなみに来年は新規の借金がこの44兆円で、過去発行した国債で来年償還迎えるものが112兆円あり、これをロールオーバーするなどで、来年の国債発行額は計174兆円あります。

この112兆円については、当然ロールオーバーされるもの(!)の前提なので、新規追加借金の44兆円の方が話題になります。


また、新規追加借金が常態化しているので、

既に自転車操業を超えて、借金が発散していっている状況であることが分かります。

償還能力は無いんだが、単に銀行・生保・日銀等が買っているので金繰り倒産を免れている状況です。


ここで良く話題になるのが、


借金残高が増えるのをストップさせれば、とりあえずいいんだろう!

プライマリーバランスを黒字化しよう!


というのが小泉さんの頃から言われています。

(正確には違うんですが)ラフにプライマリーバランス計算すると、


(プライマリーバランス)≒ (国債費)-(公債金収入) = 22兆円 - 42兆円 = ▲20兆円


交付国債とか復興国債とか毎年行われる補正とか考えると本当はもっとマイナス大きいんですが、

とりあえず20兆円歳入を増やすか歳出減らさないと、

プライマリーバランスは黒字化(借金に歯止めをかけられない)しない。


そんなことはみんな分かっていて、お題目のようにプライマリーバランス黒字化を唱えていたが、

ここ10年間ずっと改善しなかった、どころか悪化していたのがこのプライマリーバランス。

なんだか今は2020年だかに黒字化を目指すとかまた言ってますがどうなんでしょう?

たとえ、2020年に黒字化できても手遅れのような。。。


横道に逸れたが、このプライマリーバランスを黒字化するには、

歳出カット!では無く、税収を増やす!!ということで、

諸外国に比べて低すぎるだのなんだの理由も付き易く、しかも簡単だし即効性が高いので

消費増率アップが唯一の手段のように叫ばれていると理解しています。


消費税1%の上昇で2.5兆円税収が増えるとされてますので、

たとえば、消費税15%必要ということであれば、


(15%-5%) × 2.5兆円 =25兆円の税収増


となります。

私のつたない理解だと消費税15%とか20%必要といった報道や議論は、

いろいろ難しいシュミレーションをしているが、この程度の議論だと理解している。



ただ、これも有識者のブログとか記事にある通りで、


消費税20%にしたところで、

①それによって、消費や所得が減るだのによる所得税や法人税の減収

②失業増加、所得減少による社会保障費の増加

③そもそも老齢化や国内雇用環境の悪化で社会保障費が増加傾向にあり、これをどうにかしないとしようがない

といったことで、消費税だけいじってもプライマリーバランスの黒字化は無理だと考えている。。。


将来の収支的な話また後日。。。




【日本国の債務】


下記の財務省のデータでは、日本の債務は報道ベースでは1000兆といわれてますが、

短期債務は含むべきで無いなど、財投を省いたりと人によって定義は様々で、

時々によって100兆、200兆円はぶれると思っていいかも知れません。


もっと重要なのが、日本の個人金融資産は1400兆円あるからまだ大丈夫!という議論がありますが、

1400兆円は銀行等を通じて株式購入、法人融資、個人住宅ローンなどにも分配されている

&個人資産の増加ペースは頭打ちなので

個人金融資産を国のファイナンスあてにするのは今後は無理

と考えたほうがいいです。


その辺の状況はまた後日、数字で。。。。



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バフェットのコカコーラ投資話に憧れて米国の株本を中心に読んでいたためか、外国株が三度の飯と同じぐらい好き

なんだが、

最近は自分のサラリーマン人生の終焉が近そうだ(金融勤務)ということと、国自体の問題(国力や債務)からまずます本腰入れて海外資産に活路を見出そうと考えている。


池田信夫氏の記事↓に全部賛成では無いが、中年の私がおじいさんになったとき海外ストックを持ってなければ、単なるお荷物になっていると思う。できうるならば老後は生活保護では無く、マクドナルド、海外薬品メーカー等に養ってもらいたい。


http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51770337.html



短期的には、欧州や米国の量的緩和の影響や、単独オープン市場を持つほぼ唯一の経常収支国として円高圧力はかかると思うので、海外株式保有者には厳しい局面が今後もあると思う。その辺の話はこちらがわかり易い↓


弱い日本の強い円



リーマンショックで買った中国株が5倍になった時に為替で40%やられた時には泣きました。。。

しかし、今回は、LAST 侍、 LAST エンペラー、 LAST 円高であることを希望します!



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