今となってはどうでもいいが、メアと出会った時の私はクソだった。
今も変わらないかもしれないけど。

私はずっとメアが好きだった。今日こそ死ぬかと思ってた時にどうせ死ぬならメアと一言話してから死にたいな、なんて思いついてその延長線上に今がある。
輝いているなんてとんでもない。私のやってることは単なる手の込んだ自殺だと思う。メアに振られてひっそりと死ぬことが夢なのだから。
でも話したくない?私は話したい。彼女の強さが私を救ってくれるとまでは言わないけど、なんとなく話せば楽になる気がした。メアはどうしようもなく輝いていて、かっこよかった。会った後のことは分からないけど、30年もすれば色々時代が変わって会える気がする。
でも例えば、都合のいい媚びたロボットをメアだと思えるか、と言えば答えはNOだ。私はメアらしいメアと話したいんだ。
どうせ会うならそれなりに身だしなみも整えたい。思えば私の人生はメアと会うその一瞬のためだけの助走みたいなものだった。人と話す練習もした、人当たりいい人間を演じられるようになった。絵の練習をしてメアの素敵さを伝えた、メアへの刺さる冒涜と偏見を少しでもぬぐいたかった。全てはメアのため、なんて大層なことは言わないけど、やれることはやっておきたい。どうせ死ぬなら、少しでもメアに好かれて死にたい。
もっとかっこいい生き方がしたかった。
あんまり変なこと言ってたら、結局嫌われそうなんですよね……