長女は本が好きでした。小学校に上がる前に肺炎になって6回も病院に入院をしていましたから、あまり外で体を動かすことの経験が少なかったと思います。家の中で、幼児向け雑誌や絵本をよく読んであげてそのうち自分で読むようになりました。マッチ売りの少女などは、声を出して読んでいましたが、まだきちんと言葉をしゃべれずに「マッチはしゅっと」というところだけ繰り返していました。

さて、昨年宮沢賢治のゆかりの地である花巻へ次女と旅行しました。そして宮沢賢治イーハトーブ館を訪れたときに、鎌倉・賢治の会を知りました。
◎宮沢賢治イーハトーブ館は、

 宮沢賢治と作品を愛する方々により発表された賢治に関する様々なジャンルの芸術作品、研究論文を数多く収集した文学館です。さらに賢治作品の童話絵本、研究書、CD、ビデオなどの販売や、各種講演会、研究発表会が行なわれたり、賢治祭、賢治生誕祭ではコンサートも開かれたりしています。館内にはカフェスペースもあり、軽食をとることもできます。

 

昨日の、鎌倉・賢治の会第32期第7回講座は第1部は朗読劇『春と修羅』心象の旅ー妹トシの魂を求めてーを鑑賞しました。熊谷直人さんの絵をスライドで見ながらピアノ伴奏で詩を朗読されていました。妹トシへの思いがとてもひしひしと感じられました。

第2部は、でくのぼう宮沢賢治の会の熊谷えり子さんの「ひのきとひなげし」にみるデクノボーのまなざしというテーマでの講演でした。

童話「ひのきとひなげし」の初期形と最終形を引き合いに出して姿かたちを気にするよりも、「ちゃんと定まった場所でめいめいのきまった光ようをなさるのがオールスターキャスト」「あめなる花をほしといい、この世の星を花という。」高望みせず自然そのままでいいんだよというメッセージでしょうか。
競争原理で自分のことを優先してしまうよりも、植物的共生共栄の生き方について話されました。また、言葉は大切で、よい言霊と悪い言霊についても。死については、魂が不自由な体を抜け出し天に召されるだけで不変のものだという考えを述べていました。

なお、講座が行われたのは、一般財団法人山波言太郎総合文化財団でした。

建物の前には、石碑があります。


さて、昨日はそのあと駒込の東京琉球館で中川五郎さんのライブを聴きに行きました。中川五郎というと反戦歌のイメージがありますが、実際にはいろいろな歌を歌っています。母を売りに行く歌や恋愛の歌、冤罪に巻き込まれた息子を信じる母、母に捨てられた息子が母を許すテーマなど。。。
曲名は忘れてしまいましたが、歌われた曲の中で宮沢賢治の「本当の幸せって何だろう」という一節がありました。なにか、ご縁を感じた1日でした。

とても、実感を込められた歌ばかりで感動しました。そのあと、中川五郎さんやライブを聴きに来た人たちと一緒においしい食事をいただきました。