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真言宗純聖寺高槻布教所 宥崔(ゆうさい)和尚のブログ

サービス業で30年の経験を経て、仏教の智慧を社会に活かし、元気に明るく活動してきました。現在は出家得度し、和尚として皆さまのお役に立てる発信を心がけています。仏道修行を通じて、日々の生活に役立つ仏教の教えをお届けしています。どうぞご覧ください!。

 

善膩師童子は、毘沙門天と吉祥天の末子として知られています。仏教の世界では、毘沙門天、吉祥天と善膩師童子の三尊形式で祀られることが多いです。この家族構成は次の通りです。

  • 夫:毘沙門天
  • 妃:吉祥天
  • 長男:最勝(さいしょう)童子
  • 次男:独健(どっけん)童子
  • 三男:那吒(なた)童子
  • 四男:常見(じょうけん)童子
  • 五男:善膩師(ぜんにし)童子

善膩師童子の特徴と役割

善膩師童子は毘沙門天と吉祥天の末子であり、彼の役割は非常に重要です。アジアの遊牧民社会において、末子相続の習慣があり、最後に生まれた子供が親の財産を相続するという背景があります。このことから、善膩師童子が特別な役割を持つ理由として、「末子相続」という文化的背景が考えられます。

善膩師童子は単独で信仰されることは少ないですが、毘沙門天や吉祥天と共に家庭を守る神として重要視されています。毘沙門天が外敵から家庭を守り、吉祥天が家庭の繁栄をもたらす中で、善膩師童子は家族の和を深め、子孫繁栄を守護する神として崇拝されています。

 

善膩師童子のご利益

善膩師童子のご利益は、**「家庭円満」「子孫繁栄」「子宝祈願」**です。私たちの生活においても、家庭の平和や子供の成長、子宝の授かりが大切なテーマです。善膩師童子は、そのような願いに応えてくれる存在です。彼の役割は、家族の絆を深め、家庭の幸福を守ることで、親しみやすい神様として信仰されています。

  • 家庭円満:善膩師童子は家庭内の調和を保ち、夫婦や親子の関係を円満に導きます。
  • 子孫繁栄:子宝に恵まれ、子供たちが健やかに育つことを守護します。
  • 子宝祈願:子供が欲しいと願う家庭に、子宝の恵みをもたらすとされています。

 

善膩師童子の真言

善膩師童子を祀り、功徳をいただくためには、以下の真言を唱えることが大切です。

「おん ぜんにし えい そわか」

この真言を唱えることで、善膩師童子のご加護を受け、家庭の平和や子宝の恵みを祈ることができます。

 

まとめ

善膩師童子は、毘沙門天と吉祥天の子供として、家庭を守り、和を深める神です。彼の信仰を通じて、私たちの家庭生活がより豊かで幸福なものとなるよう、祈りを捧げることができます。特に家庭円満や子孫繁栄を願う方にとって、善膩師童子のご加護は大きな力となるでしょう。

 

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