5年に及ぶ役員生活を3月末で退任しました。
振り返れば、ドイツでの6年に及ぶ駐在生活から解放され、帰任命令を受けたのが、2017年3月。日本での配属先は、なんと、誰もが『生き地獄』と噂するカスタマーサービス室長。
電話は繋がらない。クレームの嵐。人はどんどん辞めていく。
あぁ、これで俺のサラリーマン生活は終わったと思ったのは、56歳の時。
いわゆる窓際人事。
(後にこれは、当時の社長が仕組んだ一発逆転の賭けであったことが、わかるのでありました。)
帰国できる楽しみと同時に、日本での新たな仕事に、一抹の不安を抱きながら帰国したのを、今でも克明に覚えている。
初めてのカスタマーサービス室長。右も左もわからない事だらけ。社員はみんな暗い顔して、ただお客様に謝るばかり。
でも、その時、クリアに思ったのは、
最悪なら、あとは少しでも良くするだけじやない?
謙虚でおとなしい性格、揉め事嫌い、平和主義。 (ホントか⁈)もう終わった人のはずなのに、
正義感だけは人一倍強い。
泣いている社員を、放っておくわけにはいかない。
お客様は神様だと、ふざけんじゃない。理不尽な電話は、許さん。
なぜか闘志が燃え上がり、どん底から這い上がってやろうじゃないの!作戦が
始まったのでありました。
続く。