明日のわたしは
それほど変われないとしても
一歩ずつ与えられる人から
与える人へと変わってゆけたなら
福山雅治の『家族になろうよ』を聴いて私が共感した
フレーズです。
私は大切な人とこの曲を聴きました。
感動してグッときました。
有名な曲なので、知っている方も多いと思います。
私はこの曲を聴いて、大切な人達に対して自分が出来る
ことが、もっとあるんじゃないかと深く考えました。
『家族になろうよ』と同様に私は歌詞に共感をして
曲を好きになることが多いです。
共感できる歌詞に出逢ったとき、自分の感じている
気持ちをこんな素敵な言葉で表現できるんだと感動
します。
そして、共感できる歌詞を曲に乗せて聴くことで
『元気』が出ます。
そして、その度に言葉の力ってすごいなと感じます。
画像は三浦しをんさんの『舟を編む』です。
『舟を編む』は辞書の編集に情熱のすべてを懸ける
人達の
物語です。辞書に間違った言葉が載っていたらドン引きですよね。
そのため、辞書の編集に携わる人達は言葉を正しく
記載することを求められます。
私は、この舟を編むを読んでから今まで以上に『言葉』
について深く考えるようになりました。
そして、言葉を正しく使用することはとても大切なこと
だと感じました。
私も以前に『スタッフの女性』のことを悪気なく
『スタッフの女の子』と表現してしまい指摘を受けた
ことがあります。
「女性は学生でも『女の子』扱いされると嫌な気持ちに
なります。」と言われてハッとなりました。
このように、間違って言葉を使うと自分の伝えたかった
メッセージと違った内容で伝わってしまいます。
ですが、現代の飲食店では日本語として正しくない
言葉が頻繁に使われています。
実際には、正しくない言葉でも頻繁に耳にすることで
正しい言葉だと勘違いしているケースも多いです。
また、頭では間違っている言葉だと知っていても
頻繁に耳にすることで無意識に使ってしまいます。
最近では、アルバイトスタッフだけでなく店長が
間違った言葉を多用しているシーンを見かけます。
本日は、少しでも接客時に正しい言葉を使えるように
なるために間違っている接客用語を解説致します。
エントリーNo.1
『よろしかったでしょうか?』
この言葉を頻繁に使う、そこのあなた‼︎
キーワードはNowです( ´ ▽ ` )ノ
(例題)
「コーヒーがおひとつですね。」
「ミルクをお付けしてよろしかったでしょうか?」
例題の会話では、ミルクが必要かどうかをお客様に
確認している状況ですね。
必要かどうか確認しているということは、お客様には
ミルクをまだ提供していないということです。
ですが、例題では『かった』という表現をしています。
『かった』というのは、もうすでに物事が終了した
過去のことを伝える表現ですね。
そのため、
文章に『かった』を入れるということは・・・
お客様にミルクの提供がすでに終わっている状況で
ミルクが必要かを確認しているということです。
ちょっと『変』ですよね(笑)
このような、変な言葉を使ってしまわないように
『かった』=昔ばなしの始まり( ̄▽ ̄)笑
と、覚えましょう。
イメージはこんな感じΣ(゚д゚lll)
突然お客様に昔ばなしをしてしまわないように
『かった』を外して「よろしいでしょうか?」と
シンプルに確認するのが正しい表現です。
(正解)
「コーヒーがおひとつですね。」
「ミルクをお付けしてよろしいでしょうか?」
他によく使われる、「ご注文は以上でよろしかったで
しょうか?」も同様です。
直前の行動に対して、過去の表現を用いるのは
不自然です。
「ご注文は以上でよろしいでしょうか?」と確認する
のが正しい表現です。
エントリーNo.2
『~のほう』
この言葉を頻繁に使う、そこのあなた‼︎
キーワードはSimple is Bestです( ´ ▽ ` )ノ
(例題)
「お料理のほうは、全てお揃いでしょうか?」
「ドリンクのほうは、食後にお持ち致します。」
「店長のほうは、外出しております。」
基本的に『~のほう』とは方向や方角を表すときに
使う言葉です。
正しく『~のほう』を使うとこんな感じです。
『北のほうから来た。』
『駅のあるほうから歩いて来た。』
『声のするほうを見た。』
これらは全て『~のほう』を方向や方角に置き換えても
文章が成り立ちます。
『北の方角から来た。』
『駅のある方向から歩いて来た。』
『声のする方向を見た。』
『~のほう』を方向や方角に置き換えても同じ
意味ですね。
ということは、
『~のほう』を正しく使えているということですね。
では、例題の文章も置き換えてみましょう。
『お料理の方向(方角)は全てお揃いでしょうか?』
なるほど‼︎
料理には、正しい向きがありますのでそれをお客様に
確認していたんですね( ̄▽ ̄)笑
『ドリンクの方向(方角)は食後にお持ち致します。』
『店長の方向(方角)は外出しております。』
こちらは、ちょっと意味がわからないですね。
このように、『~のほう』を使うときは置き換える
ことで正しいかがわかりますので試して下さい。
間違いに気付いたときは『~のほう』を外すだけです。
(正解)
「お料理は、全てお揃いでしょうか?」
「ドリンクは、食後にお持ち致します。」
「店長は、外出しております。」
『~のほう』を外すと、シンプルで伝わりやすいです。
エントリーNo.3
『~になります』
この言葉を頻繁に使う、そこのあなた‼︎
キーワードは変身願望です( ´ ▽ ` )ノ
(例題)
「ホットコーヒーになります。」
「こちらがメニューになります。」
「お会計は1000円になります。」
「500円のお返しになります。」
『~になります』は今までと違った状態や形に変わる
時に使われる言葉です。
要は、『変化』を表すときに使う言葉ということです。
例えば、お客様にホットコーヒーを提供するときに
「ホットコーヒーになります。」と言いいました。
ここで、ひとまず意味を冷静に考えて見て下さい。
今、あなたはホットコーヒーになることをお客様に
宣言しましたよね。
ということは・・・
私、
今から・・・
ホットコーヒーになりま~す‼︎
・・・ってことですよね( ̄▽ ̄)笑
ホットコーヒーには、変身出来ないので、
「ホットコーヒーです。」
「ホットコーヒーでございます。」
と、お客様にお伝えをして提供をして下さい。
(正解)
「ホットコーヒーです。(ございます。)」
「こちらがメニューです。(ございます。)」
「お会計は1000円です。(ございます。)」
「500円のお返しです。(ございます。)」
紹介したい接客用語は他にもたくさんありますが
このブログ4000字までしか書けないみたいです。
そのため、本日はここまでに致します。
それでは、今日もポジポジで







