30代のころ10年間、きもの生活をしていました。パートがお休みの日に着ていたので週3日ほどでしょうか。こどもの卒入学式などのハレの日はもちろん、スーパーやママ友とファミレスにランチに行くなどのケの日も、です。そんな時間を重ねていると「この人はきものを着る人なんだ」と、ご近所さんに認知されるようになり、「実家にたまっている母のきものをよかったら着てくれない?」と声をかけてくれることが多くなりました。
「わたしが着ていいのかな?売れば少しでもお金になるのでは?」と心の声が始めは正直ありましたが、その方々の話を聞いてみると、「大切な母のきものを着物好きな人に着てもらい」とのお声がたくさんありました。
それを聞いたときに、わたしがきものを着ることが、お母さまやご本人が喜んでくれるなら、こんなにうれしいことはないな、と感じました。
