『ゴースト ニューヨークの幻』
- ビクターエンターテインメント/CIC・ビクタービデオ
- ゴースト ニューヨークの幻
1990年 アメリカ 原題 Ghost
監督 ジェリー・ザッカー
キャスト パトリック・スウェイジ、デミ・ムーア、ウーピー・ゴールドバーグ、トニー・ゴールドウィン
ショートカットでとてもかわいいデミ・ムーアに、おお(嬉)!。
強盗に殺されてしまったサム(パトリック・スウェイジ)は、恋人のモリー(デミ・ムーア)の命も狙われている事を知り、彼女を守るため幽霊になってこの世に留まることにする。
モリーに何とか彼女の身に迫っている危険を知らせたいサムだが、当のモリーに、幽霊のサムの存在は見えないし、言葉も聞こえるはずもない。
困ったサムは、霊媒師のオダ・メイ(ウーピー・ゴールドバーグ)を通して、なんとかモリーと接触を図ろうとするも、悪戦苦闘を繰り返す。
モリーの身はますます危険にさらされていくことになるのだった。
幽霊になっても愛する恋人を守る主人公、とても男らしい。
恋人へのかなりの愛情が感じられます。
幽霊って、やっぱり存在を分かってほしいんですかね。
私は、今までまったく彼らの存在に気づいていないクチなんですが、なんだか悪いことしてるのかなぁ。
伝えたいことがあるんだろうし。
・・・でも、気づくのはやっぱり怖いかも。
この映画の中では、
生前、善良だった人とか普通に生きてきた人が死んだ場合、この世に心残りがある人はそのままとどまることができます。サムのように。
心残りがなくなると無事昇天となるみたいです。
かたや、殺人とか強盗とか悪いことをした人間が死ぬと、速攻で黒っぽい連中(全身タイツのような薄っぺらいかげみたいなやつら)にどこかにつれて行かれます。
多分、行き先は地獄。
黒っぽい連中。
この連中は、なんだか想像をかき立ててくれたので、思いの外こわかったです。
絶対に連れて行かれたくない。
モリーの命を狙う、ロペスっていう悪人も、違う意味でこわかったです。
なんかもう、ほんとうにわるものガオなんですよね。
あんなに全面に、悪さを押し出してる俳優、はじめてみましたよ・・・・。
ロペス、もう少し悪さをオブラートにつつんでください(願)。
ラストにうるっ。
ちぇき。
【年下を殴って嬉しいか!】
○ 『バッドサンタ』 より
キッドは、いじめっ子たちに殴られて、目にあざをつくる。
それを、発見したサンタは、いじめっ子たちに仕返しに行くことに。
いじめっ子のリーダーの少年を、ボコボコに殴る、サンタ。
サンタ 【年下を殴って嬉しいか!ふぁっく!】
ボコッボコッボコッガスッ。
いじめっ子リーダー 【・・・・・(あうっ、年下を殴ってるのあんたじゃん、げほっ・・・・・)。】
殴っ殴っ殴っガスッ。
ついにノックアウトする、いじめっ子リーダー。
サンタ、その他大勢のいじめっ子たちにむかって、
サンタ【次は、どのガキだ。誰からでもいいぞ、かかってこい!ふぁっっっっく!】
一目散に逃げ散る、いじめっ子たち。
いじめっ子たちにキッドをコケにされて、キッドよりもキレるサンタが、よいなぁ。
子供に本気で殴りかかる、凶悪な悪サンタさんですが、彼を憎めないのはこんな アツイハートのせいでしょうね。
【なぜ そんな風にイジけて卑屈になる!】
クリスマス・イブが間近に迫ったある日、キッドがサンタに問いかけるシーン。
キッド 【去年もその前の年も、僕 プレゼントもらえなかったよ・・・?】
サンタ 【・・・・・・・・(いや、だからオレはサンタじゃねぇんだって)。】
キッドの言葉を特に気にかけていないサンタ。
うつむくキッド。
キッド 【・・・僕が、イモ(ダサくてとろいヤツ)だから・・・(くれなかったんだよね)。】
キッドをみるサンタ。
ここでようやく、キッドの言葉に耳を傾ける。
は?
こいつは、また、なにを言ってるんだよ!
持っているスプーンを投げ捨てて、キッドにぶちきれるサンタ。
サンタ 【なぜ そんな風にイジけて卑屈になるっっっっ!!!!?】
キッドは日々、いじめっこたちから、弱虫~!だのイモ~!だの言われているから、自分でも
「僕、だめなヤツなんだ・・・」と思ってしまってます。
まぁ、いつも言われたら、そんな気にもなっちゃいます。
サンタは、そんなキッドにものすごくキレるんです。
なんで、自分で自分をだめなヤツだなんて見切りつけるんだよ、と。
それから、子供がきらいなサンタが、いつのまにかキッドに情が移ってきてるので、なおさら弱気なキッドが歯がゆい。
サンタの、どなってるけどやさしいひとこと。
『バッドサンタ』
- 日活
- バッドサンタ
2004年 アメリカ
原題:BAD SANTA
監督:テリー・ツワイゴフ
出演: ビリー・ボブ・ソーントン、トニー・コックス、ローレン・グレアム、バーニー・マック
『バッドサンタ』 公式サイト
クリスマスとかサンタさんものが大好きです・・・。
『バンディッツ』みて以来、ビリー・ボブ・ソーントンが気になっていたのでみてみました。
なにより、パッケージに惹かれたんです、実は。
ガラ悪そうなサンタさんに、にやりとされたら、そりゃあ、ねぇ。
本当に悪いサンタさんの話でした(笑)。
ビリー・ボブ・ソーントンは、アル中で泥棒でセックス魔ですぐにキレるしょうがないヤツなんだけど、あまりにだめすぎで、みていて気もちよいほど。
ワルいオヤジってほんとに、いいなぁ。
ウィリー(ビリー・ボブ)は、クリスマスシーズンになると、デパートで子供達向けにサンタクロースの扮装をする仕事をしてます。
が、本業は、デパートの金庫を狙う泥棒。
相棒のマーカス(トニー・コックス)と組んで、長年デパートの金庫を狙って渡り歩く、プロの金庫破りだった。
そのウィリーが、一人の男の子と出会います。少しふとっちょでいじめられっこの男の子は、ウィリーをサンタさんだと大喜びでなつくことに。
子供が嫌いなにせサンタは、男の子と関わることになっていく。
相棒との関係がギクシャクしだし、面倒くさい子供になつかれて、今まで失敗はしたことがない泥棒のシゴト、今年は成功するのか・・・。
しかしこのサンタね、気持ちいいほどに 「Fuck You!」しかいいません(泣)。
「Fuck You!(やかましい!)」
「Fuck You!(くたばれ!)」
「Fuck You!(ぶっ殺しちゃうぞ!)」
「Fuck You!(こんにちは!)」
ほかに、いうことないのかよ・・・。 朝から晩まで言ってます。
いさぎよいなぁ。
これ、かなり好きな映画なんですが、ひとつだけいうならば 雪 のこと。
私としては、サンタクロースといえば 雪 なんですけど、この映画の舞台はフェニックス。
暖かくて、12月に雪がふらないみたいなんですよね。
その点が、ちょっとさみしかったかんじがします。
ちょっとだけ、ですけど。
あ、お子さまにみせると、泣いちゃうかも。
おとななかたは。ちぇき!