90歳の職人 | 対馬シーロード

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国境の島:長崎県対馬市から発信。
朝鮮通信史絵巻の人形300体を制作中。
















     

年に2回ほど塗料を買いに来る

90歳になる大工さん

木で仕上げた細工物にこの塗料を使われます。

軽トラックを運転して30分

買い物に来られます。

 

「ごめん下さい。いつものニスをください」

お元気でいいですね。

「いやあ~元気ではないですよ。物忘れがひどくなりましてね。」

そうですか。

「今年は90になりますよ。」

どうしたらそんなにお元気なのですか。

「それは分らんですな。でも毎日暇がないです。何かしら働いてます。

年を取ると面倒なことはしたくなくなりますが

それはいかんですな。

人は死ぬまで働くことです。」

私もも少し仕事して、残りの人生好きな手仕事が

何年かできればいいと思ってます。

「今は80まで、85までも生きてる人が多いね。

気が付いたらもう僕も90歳になったね。」