人間国宝、平田郷陽作の「童と良寛」人形42センチ

良寛は江戸時代名家に生まれ、幼いころから聡明で
論語を学び20歳前後で出家し,曹洞宗の円通寺で修行しました。
良寛さんの恋愛
全く女性に縁のなかった70歳の良寛さんの元に
いきなり30歳の美しき女性「貞心尼」が現る不思議。
明らかに女犯の禁を犯すかもしれないという戸惑いや
葛藤もあったのですが、、、。
禁欲を根本思想とするブッダの教えさえも破ってしまう。
良寛さんはその40歳も年下の女性と4年間恋愛します。
良寛さんが亡くなったのは1831年の1月6日
74歳でした。
ぬば玉の 今宵もここに やどりなん 君がみことの いなみがたさに
今宵もここに泊まりたいと言うあなた様のことを
返れと断りきれぬ愚かな私である
男性としてとても素直な気持ちと思います。
現代の70歳は想像できますが、
江戸末期の70代は現在の何歳くらいでしょう。
人が人に好感を持ち、そしてそれが恋愛感情に走っても
若者の話なら目を細め
70歳の老人の話ならきっと軽蔑するでしょうか。
いくつになっても人の心には
すべてを愛する心が必要です。
たとえ人でなく相手が動物でも植物でも。
良寛さんと貞心尼さんの出会いは不思議な出会いでした。
まだ今から
あなたも私もそんな不思議に出会うかも知れません。

長いこと雀の姿を見ませんでしたが
今朝は前の道路にたった一羽いました。
雀を見ていて小林一茶と良寛の事を思いつつ記事にしました。