朝鮮通信使の衣装を求めて韓国プサンまで行ってきました。

対馬市比田勝港から高速船で70分、ちょうど壱岐の島までと
時間は変わりません。
通信使も帆船で対馬には一日で着いたようです。

(プサンの市場)
ここの市場には画像のような売り場の店が30店以上が並んでいました。
あまりの広さと布の豊富さに驚きました。

結婚が決まるとここに衣装を買いに来る人も多いようです。
各店舗の店先には雑誌にモデルの写真が並んでいます。
材質 柄 色 で人形の布を選んでいきます。

夏場は「麻」の材質が多くて、私が求める布となかなか出合えません。
布も材質も人間向きのものですから、私が人形用を求めているのは無理が
あることは わかってはいるのですが、、、、、。

布売り場の売り手は 中年女性の駆け引きベテランです。
日本の商売の仕方とまったく違い、ものに値段をつけていません。
この広い市場のどの商品にも値段がありません。

私が値段を聞くと言うことは 私が買うと相手は判断します。
高い値段を言い出します。
私も仕事は商売ですが、「駆け引き商売」はしません。
「でもここは、お国が違います。笑。順風さんここは韓国です。」

ですから私も相場がどんなものか、少しずつ慣れていきます。
値段も布の材質で分るようになります。
慣れてくると、サービスしてくれたり、布を余分に計ってくれます。
今回現地の知人が通訳兼案内役を担当してくれ、時間が有効に使えました。
「対馬に無事に帰りつきました。大変お世話になりました。」
何しろ、まったく韓国語ができない私の旅の始まりです。