この色に魅せられて。 色づくもみじより、このころのもみじが好き。 何処からとなく、私の好きな声音がしてくる。 「どうかしたのですか。 そうでしたか。」 いつも私を包んでしまうそんな口調が好き。 この声はどなたでしたかね。 私の脳裏りに覚えのない声。 声の主はどなたでしょうか。 「少しの間 留守をしますね。」と言う私 「帰りを待っていますよ。」と声がする。