自由自在 | 対馬シーロード

対馬シーロード

国境の島:長崎県対馬市から発信。
朝鮮通信史絵巻の人形300体を制作中。
















     

 くもりくもりくもり


   翼をもらう

「どんな鳥だって 想像力より高く飛ぶことはできないだろう」

  寺山 修司 (歌人)



この言葉に憧れて想像力をいただきました。

鳥より高く自由自在に、不思議な世界を飛んでみたいのです。

翼をもらった私は空にも、海にも、山にも一瞬にいけます。

そして想像するところどこでも行き、何にでもなれるのです。

このページはそんな想像と自由自在なことを書いていきます。


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男物の羽織の裏絵。



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私は融通がきかない人間だと自分の事を思っています。

そして気が小さくて臆病で、一瞬とても落ち込みます。

ですから私の周りには、自分を支える言葉をたくさん貼っています。

言葉の姿はありませんが私には、強い影響力があります。

好きな言葉は私を まりのように弾ませてくれます。



         
   初老

      今私の立っている前に道はない。
      断崖の淵に立ち一歩踏み出すこともできない。
      特急列車のように走ってきた自分が愛おしい。
      今そういう自分を微笑んでいる。
      もう今から走らなくていいと言いながら。


      そして私の後ろにも道はない。
      歩いた後の道は思い出に続けばいいのだ。
      反省はするが後悔をしない生き方が好きだ。
      だからいつも懸命に生きてきた。
      もう今から走らなくていいと言いながら。


      しかし私の前に未知がある。
      青春の詩のような新しい私と出会う。
      老眼鏡をかけて見えてくる人生がある。
      人生の不思議に出会いながら
      また歩き始める私の道は私の前にしかない。

         鴻風安の詩集より。