丸帯(まるおび)古布
女帯の一種で一枚の
広幅約67センチ~75センチで長さ4メートルほどの帯です。

主に儀式用で花嫁が主に結びます。

おめでたい、絵柄がたくさん刺繍されています。

松柄は 必ずどこかに描かれています。

帯を裏から見たもので、手織の大変さがうかがわれます。

派手な柄、の丸帯。

近年は表と裏は違う布を縫い合わせたものが多いです。
花嫁人形
金襴緞子の帯締めながら、花嫁御寮は何故泣くのだろ。
蕗谷紅児(ふきや こうじ)作詞の童謡です。
これに出てくる金襴緞子の帯はもっと豪華な帯です。
繻子織物の表と裏の組織で柄をだし、模様を表し、布面が柔らかく
光沢があります。広幅の金襴緞子の帯は持ちませんが、
小幅は繻子織があります。繻子織の技術は1573年ごろに中国から
堺に伝えられ、その後京都の西陣で制作され、明治時代に帯地として
大流行したものと記録があります。