9月5日対馬のお天気
石の屋根
万関の石屋根

この石屋根は観光用に作られたものですが、
対馬の厳原町西海岸の椎根(しいね)地区が有名です。
こんな石の屋根の葺き方は対馬独特です。

対馬でとれた板状の石を瓦の代わりに使用してます。
住宅の屋根には使わず倉庫や物入れの屋根に使ってます。
しかし現在わずかしか見ることことはできません。

椎根地区の石屋根を見るのがいいのですが、空港より遠いので万関の、
石屋根を観光してください。
瓦がなかったからとか、貧しいからと言う説もありますが、私は屋根の
葺き方からいえば、研究しきった施工がしてあると思います。
現在の平葺きです。瓦葺きは風が強いと飛んでしまいます、
まして昔の施工は屋根に赤土をのせ、その上に瓦をのせます。
特に対馬でも朝鮮からの西風がよくふく地域にあるのですから、この施工は
百年、千年の先を見てると思います。
島根県の石州瓦は特産として今でも瓦に力を入れてます。
島根大学の工学部は石州瓦の施工や品質を研究してました。20年まえに
対馬の石屋根に注目されて、椎根の石屋根をみにこられてました。
西洋にもこの施工方法はあり、わかりやすくは 洋葺き と呼んでます。
この石屋根を見ると思うのです。。。。。。。。。。。。。。
対馬が貧しいのではなく、屋根瓦を施工するにこんな進んだ技術を
持った人物が対馬におられたことが私のロマンなのです。